【ハリー・ポッター】編
178 ジニーの進退
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パーシーは指を鳴らす。……どうやらパーシーは思い出したらしい。
「思い出したぞ! トム・マールヴォロ・リドル≠ヘ50年前ホグワーツ特別功労賞≠貰った生徒だ!」
「本当かパース!?」
「ああ」
「そんな事よく知ってるな」
「トロフィー室には何回も行ってるからね、間違いないと思う」
そう、羨ましそうな表情でパーシーはフレッドとジョージから目を逸らす。……双子からしたらトロフィー室なんて退屈極まりない場所なので、フレッドとジョージにからかわれると思ったのだろう。
「僕としては何でロンがトム・リドル≠知っているのかが不思議なんだが──もしかしてロンも監督生に興味が…?」
「……俺の場合はちょっとした縁で前から知っていたトム・マールヴォロ・リドル≠フ名前にたどり着いただけだよ」
「ちょっとした縁=c? ……ともかく、トム・マールヴォロ・リドルと云う生徒は、模範的な生徒なのは間違いない」
……そこでパーシーの憧憬≠ェありありと込められた言葉を継ぐかの様に──実は階下に降りてきていたダンブルドアが口を開く。
「そうじゃ。……確かにトムは優秀な生徒じゃった──まぁ、儂の力が至らなかったが故に悪の道に堕ちていってしまったがの」
ダンブルドア校長へと視線を向ければ、校長は鷹揚に頷く。後はダンブルドア校長が引き継ぐようだ。
(……んん…? 日記≠フ件なら俺だけでも良かったはず──あぁ、そういう事か)
ふとそんな疑問を持つが、肩を撫で下ろしながら安堵しているパーシー、フレッド、ジョージを見てそんな疑問もあっという間に氷解する。ジニーはウィーズリー家の末妹である。……多分、ダンブルドア校長は俺達を安心させたかったのだろう。
……それから、この後俺に個人的に話がある≠ニでも言えばダンブルドア校長からしたら一石二鳥だ。……そう考えれば、俺の口から日記≠ノついて語らせたのもその伏線だった公算が高い。
「でも、なんでそのトム・リドル≠ニやらの」
「日記をジニーが持っていたんだか」
「……確かに何で…」
それにはパーシーも頭を捻らせる。……トム・マールヴォロ・リドル>氛氓T0年前の優等生と、今年ホグワーツに入学したばかりの11歳かそこらの少女との共通項がどう考えても見つからないのだからパーシーの疑問も尤もである。
「……そう、じゃから誰が∞どうやって∞どうして<gムの日記をジニーに渡したのか──それが問題なのじゃよ。……ある程度目星を付けられても証拠がない」
「名前を言ってはいけない例のあの人≠ノ親しかった人間∞ジニーに接触、ないしは接触出来た人間>氛氓ナしょうか
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