【ハリー・ポッター】編
176 “トム・リドルの日記”
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の様子をみれば、アニーも同様だった。……アニーもまた、このタイミングで≠アの日記が女子トイレにあると云う危険性を正しく理解してしまったのだろう。
開口一番にアニー。
「……急いで校長先生に届けよう」
「そうしましょう、私達が持ってても危険だわ」
「俺的には焚書しておきたいんだがなぁ、今この場所で。……なんとなくクィレルに引っ付いていたアレ≠ニ似たような気配がある様に感じるし…」
「それも良いかもしれないけれど、やっぱりアニーの云う通りダンブルドア校長先生に提出するべきよ。私達の判断で勝手に行動した結果、取り返しのつかない事になったら大変だもの。……きっとダンブルドア校長先生なら悪く扱わないわ」
この日記で試しておきたいこと≠ェあったので焚書する様にと進言してみるが、報連相≠ヘ大事だ≠ニハーマイオニーの正論に叩き潰される。
……確かにダンブルドア校長なら巧くやるのは俺も判っているので、ここで二の句を続けてしまえば、それは俺がダンブルドア校長を信用していないと云う事になる。
(……まぁ、分霊箱≠ネら何でも良いから、この後在ったり無かったり部屋≠ノでも行って髪飾り≠たりで試せば良いか)
「行きましょう」
「行こうか」
「……俺以外がな」
日記>氛氈gトム・リドルの日記”が発見されたのは女子トイレなので、俺がそこに居たと云う設定はちゃんちゃらおかしい。なので俺はここらで別行動をとる事に。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE アニー・リリー・ポッター
「レモン・キャンデー=v
マクゴナガル先生がそう言うと、ガーゴイル像が動きだし、恐らくは校長先生の部屋に続くであろう階段が現れる。
……マクゴナガル先生にダンブルドア校長先生への取り継ぎを頼みに行った当初、マクゴナガル先生から訝しがられたが、要約しつつ名前をいってはいけない例のあの人≠フ学生時代の持ち物が三階の女子トイレで見付かった≠ニ言ったらマクゴナガル先生は大人しくダンブルドア校長先生の取り継ぎを引き受けてくれた。
「……わぁ…」
校長室に入る。するとすぐ、ハーマイオニーが感嘆の息をこぼした。初めて入る校長室は、興味深い小物であふれていて──ザ・魔法使いの家≠ンたいな風情だったので、ハーマイオニーの感嘆には同意だ。
机をの方を見やれば、座っていたダンブルドア校長と目が合う。
「こんにちは、アニー、ハーマイオニー」
「こんにちは、校長先生」
「こ、こんにちは」
「そういえば君達二人にミスター・ロナルド・ウィーズリーを加え
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