地球を〇〇にする方法
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てくる。
「フェザーンの自治領主、ルビンスキーです。総大主教猊下にはご機嫌麗しく・・・あられませんでしょうか。」
「機嫌のよい理由はあるまい・・・・。わが地球は未だ正当な地位を回復しておらぬ。ルビンスキーよ・・・・。」
相手の思念波はそこでいったん途切れた。
「どうなっておるのだッ!!!」
巨大な大津波の怒りの思念波が打ち寄せてきた。
「昨日の総選挙の結果はなんだ!?見ていたぞ!!決勝に残るどころか、予選会で半数が落選したではないか!!じゃんけん大会で残る半数が落選し、ファン投票でも残ったのは5人に満たなかったではないか!!」
「し、しかし、その5人が我が方が誇る粒選りでございまして――。」
「その粒選りがAIL48とFPA48に負けたのであろうが!!」
「いや、それは・・・・総大主教猊下。やはり地球というコンセプトがまずかったのではないでしょうか。いっそFIS(やっぱりフェザーンがセンターでしょ!!)48を立ち上げてはいかがかと――。」
自暴自棄になったルビンスキーがやけくその調子で思念波を送る。
「貴様独立を企てるか!!!」
「流石にド辺境のアイドルではいささか時代遅れではないかと――。」
「ド辺境言うな!!」
今や尊大さを完全に失った総大主教猊下の声がルビンスキーに押し寄せる。
「総大主教猊下・・・・。」
恭しくルビンスキーが思念波を送る。流石にルビンスキーも疲れていた。もう二度と自治領主をやるのは御免だ!!言いたいことをはっきりと言って自治領主をやめることにしよう。この会見が終われば辞表を提出する用意はできている。彼は最後の一言を言うべく気力を奮い立たせた。
「やはり・・・地球が全銀河の中心となるにはアイドルではなく宗教に頼るべきでございましょう。」
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