プロローグ
成長編 Ⅱ＋設定
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はい、剣 勇華、十歳です。唐突ですが現在、悩みがあります。
体の発育があんまり良くないんですよ。身長は標準を十センチ程下回ってますし、顔が未だ小２と大差ない顔立ちです！しかも、唯一、発育が良い一部は胸です！胸！
女性ホルモンより先に出す必要のあるホルモンありますよね！？成長ホルモンとか成長ホルモンとか成長ホルモンとか！！！
……おかげで先日下着を着けることになりました。どう考えても早いです。
閑話休題。
修行の方は最近、レベルが二十台にのって強い魔法も使えるようになりました。
更に、緑の右目に意識を集中したら視線の先の人のステータスが見れるようになってました。前は人の名前がわかる程度だったんですが……“解析の目”のスキルレベルが上がったからですかね？
左の方も降りかかる災難や危険を教えてくれるようになったので適当に“未来視の目”と名付けました。もう死角無しです。
剣術も成長してるので負ける気がしないです。
◇～時は流れ～剣 勇華 中学3年の夏の日記。
7月21日
今日から夏休み。親に夏休みの間山籠りしたいって言ったら、簡単にOKを貰った。両親はこっそり修行をしてたことを知っていた様子。
お母さん曰く、『勇華だったら私達が居なくても規則正しく生活出来そうだからね』とのこと。
お父さんは近場で人の来ない山を探してきてくれた。仕事早い。
8月12日
20日と少ししか経っていないのにレベルが5程上がった。山籠りと言っても異世界産の木を使って作った小屋で寝泊まりしているにもかかわらずだ。今は熊相手に体術だけでも余裕。今日、毒蛇に咬まれた時は肝を冷やしたけど《デトックス》で治すことが出来た。初めて使った気がする。明日は鍛冶でもしようかな？
8月31日
長かった夏休みも今日で最後。小屋をどうしようかと考えていたがまさかのアイテムとして収納可能だった。アイテムをいれる異空間は一体どうなってるんだろう？
とにかく、明日からは受験まで勉強だ。
◇
そして、実技試験当日。
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