ガンダムW
1565話
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その辺の問題はこの輸送機のパイロットに頑張って貰えばいいか」
トールギスとトーラスを最初に射出し、その後で輸送機を護衛しながら敵の限界近くまで接近し、シェンロンガンダムを降下させる。
そうすれば、シェンロンガンダムによって遅くなるMSの展開速度の遅れも、最低限までに抑える事が出来るだろう。
……まぁ、その分この輸送機のパイロットにはかなりの負担を掛ける事になるだろうが。
ただ、この輸送機はノベンタがわざわざ俺達に付けてくれた物だ。
当然そのパイロットも、相応の技量を持っていると考えるのが自然だろう。
さっきコックピットで話した時も、何だかんだと結構腹が据わっているように見えたし。
シャドウミラーとしては、有能なパイロットを寄越してくれたノベンタに感謝こそすれ、恨むようなつもりはない。
「……ふん」
納得したのか、してないのか。
その辺は分からないが、それでも五飛は小さく鼻を鳴らすと、それ以上は口を開かない。
不満を言わなかったって事は、多分納得したって事なんだろうが。
「それより、後方の遊撃部隊からの連絡がなくなったのを察知すれば、当然OZも何かあったのだと理解して、こっちに戦力を送ってくる筈だ。その辺の警戒はしておいた方がいいだろうな」
輸送機を含めて撃破したが、それでも出現して即座に撃破したという訳ではない。
だとすれば、当然のように自分達が襲撃を受けていると……それも、OZにとっては明確に連合軍に味方しているという意味で厄介なトールギスの存在は向こうに知られているだろう。
だとすれば、相応の戦力をこっちに派遣してくるのは当然だった。
まぁ、そこにガンダムまでもがいるとは思ってないだろうが。
……普通ならニューエドワーズ基地に攻撃をしたガンダムが連合軍に協力をしているという風には思わないだろうから、それも当然か。
いや、原作では連合軍の中にかなりの数のOZのパイロットが潜んでいた。
だとすれば、もしかしたらシェンロンガンダムの件も既に知られている可能性が高いか?
そうなると、少し厄介……いや、そこまで心配する必要はないか。
そもそもの話、もしシェンロンガンダムがシャドウミラーに組み込まれているとしても、それがどこに向かっているのかというのはそう簡単に分かりようがない。
OZに戦力的な余裕があればまだしも、今のOZは少数精鋭。
奇襲と、MSの性能差、パイロットの技量の高さで連合軍への優位を保っているようなものだ。
OZの裏切りを予想して、連合軍としてきちんと対応出来るようにしてあった……というのが、大きい。
「向こうがこっちに戦力を送ってくるにしても、基地を攻めている以上、そこまで多くの戦力を送っては来られないでしょうね」
凛の言葉
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