ガンダムW
1565話
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れだけに、実際に俺達がどれだけの強さを持っているのかをその目で確認出来るまでは安心出来なかったといったところか。
「取りあえず、後詰め部隊を撃破した以上、基地に到着するまでは暫く暇だろう。MSから降りて客室で寛いでるから、またOZのMSが来たら教えてくれ」
『了解しました。アクセル代表やシャドウミラーの皆さんを輸送する事が出来て、非常に光栄です。後で家に帰ったら、娘に自慢しますよ』
「そ、そうか。まぁ、好きにしてくれ」
もしかして今のは死亡フラグじゃないのか?
そんな風に思ったのは、恐らく間違いじゃない筈だ。
まぁ、俺と一緒に行動していれば死亡フラグの1本や2本あって当然だろうが。
ともあれ、輸送機のパイロットとの通信を終えるとトールギスのコックピットから降りる。
綾子も俺が降りたのを見て、これ以上MSで待機しなくてもいいと判断したのだろう。そのまま乗降ワイヤーを使って地上へと降りてくる。
「思ったより、OZは広範囲に展開しているみたいだな」
「そうだな。でもまぁ、綾子も初のOZとの実戦を潜り抜けた訳だけど……どうだった?」
「どうだったって言われてもね」
俺の言葉に小さく溜息を吐く綾子。
まぁ、OZとの戦いは模擬戦で以前にも何度か経験しているし、本来の意味の実戦という意味では、ニューエドワーズ基地で少し前に行っている。
もっとも、ガンダムとの戦いでは他のエアリーズ隊もおり、敵はデスサイズとサンドロックという空を飛べないMSだった。
勿論空を飛べなくても跳ぶ事は出来るガンダムだが、それがあると分かっていれば遠距離から攻撃を仕掛けていれば安全に戦える。
そんな状況での戦いは、実戦と呼ぶには少し難易度が低かった、といったところか。
勿論使われていたのが実弾である以上、攻撃を受ければ死んでいた。
そういう意味では実戦だったし、こと攻撃力という一点において、ガンダムというのは他のMSを隔絶している能力を持つ。
ガンダムの中で最も攻撃力の低いサンドロックであっても、ヒートショーテルの威力は非常に高い。
MSを一刀両断出来るだけの力を持っているし、バックパックにヒートショーテルを装備して投擲するという使い方も可能だ。……まぁ、それをやればサンドロックのメイン武器のヒートショーテルを一時的に手放す事になるのだが。
ともあれ、そういう意味で本当に対等の実戦というのは、今回がそれだった訳だ。
それでも綾子が特に興奮したりしていないのは、やはり綾子の操縦技術がかなりのものだからだろう。
今更OZのパイロットを相手にしても、特に問題なく倒せるだけの実力があり……そして何より、敵の注意の殆どが俺に向けられていたというのが大きい。
今まで散々OZにトールギスの性能と俺の操縦技術を見せつ
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