進路指導のウィザード
悪魔対はぐれ魔法使い
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によって支配を使えるようになりましたね。まあ一時的ではありますが」
「アーサーとジークなら七つ全て使い熟せるだろうが、エクス・デュランダルを使うゼノヴィアには酷な話だ」
「そりゃそうさ。ISチーム以外の者なら簡単に使い熟せているし、支配は敵が使う攻撃を止めるようにして逆に打ち返す。如何なる現象を支配可能だが、それをやってしまうと面白くなさそうだ」
「ま、ソーナとシーグヴァイラの頭ん中は次の次の手を打っている。『シトリーと黒神の頭を狙え!』こちらに来るようだが、無駄に終わる事を知らんのかアイツらは」
こちらに来るとしても無駄に終わるだけで、例えブレインを潰そうとしてもソーナとシーグヴァイラと俺らの周辺に青色の守護結界が覆う。発生元は花戒で『刹那の絶園(アブローズ・ウォール)』だろう。
腕輪型で広範囲防御結界を瞬時に展開可能、こちらに絶霧もあるけど待機命令だから今は動かない。攻撃の手を緩めない魔法使い達であるが、前衛と中衛に回復オーラを撃ち出しながら禁手化した姿となって識別により癒しと猛毒となってな。
『アーシアは回復オーラを瞬時に与えてやれ、俺が瞬時に識別して癒しか猛毒となるだろう』
「はい!私の力となって皆さんの力となり、敵ならば無慈悲で倒します。攻撃方法に関してはそちらに任せます」
「だったらこれを喰らえ!」
「そうはさせませんわ、そのような攻撃をしても無駄だと」
アーシアに契約したファーブニルの力により禁手化が可能となり、名が無かったので俺が考えた『聖女の黄金鎧(シスター・ゴールド・スケイルメイル)』は仮とした名である。
ショートワープを使い巨大な岩を出現させて後衛に投げ込もうとするが、既に朱乃が構えていた事で雷光龍によって巨大岩と術者ごと貫く。ホントなら黄金の腕輪を使った堕天使化だけど、俺達の鍛錬によってそんなアイテムを使わずにな。
「あの『女王』は防御に隙がある!」
「あらあら、その情報は既に劣化情報ですわよ。いくら昔の私を知っていようが関係無しです」
「俺達の情報が筒抜けだと!一体お前らはどこから情報を・・・・」
「情報提供者はCB総司令官織斑一真であり、黒神『王』でもありますから。いくらでも知っているに決まってますわ」
魔法使いが巨石からの光の矢を放つ、しかし朱乃の言う通りで防御魔法や魔法陣でなくとも雷光のシールドで守られた。魔力の魔法陣やロスヴァイセ直伝の防御術式でも良かったが、一応俺達CB側関係者であれば今までの鍛錬の賜物によって防ぐ事も可能。朱乃は『女王』で『王』以外の駒特性を兼ね備えた最強の駒、攻守と速度共にアップするけど俺ら側になると弱点無しの『女王』で仲間の一人。
『朱乃、悪い事をした魔法使い達には罰を与えないとな』
「ええそう
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