暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1564話
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る。
 そのビームを放ったのは、当然エネルギー切れのドーバーガンを持っているトールギスではなく、少し離れた場所でトーラスカノンを構えている綾子のトーラスだ。
 それでも1機が撃破された直後にすぐに次の行動へと移ったのは、OZの兵士らしい練度の高さと言えるだろう。

「けど、甘いんだよ!」

 普通の敵になら、空中から一方的に射撃攻撃が可能なエアリーズだが、自分に近づかれた時にどうするのかというのは、全く考えられていない。
 元々エアリーズは連合軍には殆ど渡さないという方針だったのだから、それは決して間違っている訳ではないのだろう。
 原作でもヒイロに言われていたように、装備が重いので余計な武装は付けたくなかったと考えたのも分かる。
 だが……そんな機体で、俺の操るトールギスをどうにか出来る筈もない。
 シールドの裏から取り出したビームサーベルを手に、近くにいたエアリーズへと向かって距離を詰める。
 エアリーズはそれを防ぐべくチェーンライフルを撃ってくるが、シールドを使ってその攻撃を防ぎつつ間合いを詰め、ビームサーベルを振るう。
 胴体から真っ二つになったエアリーズは、次の瞬間には空中に爆発の華を咲かせていた。
 他のエアリーズがこっちにチェーンライフルの銃口を向けようとしてくるが、現在の俺は既にエアリーズ隊のど真ん中に入り込んでいる。
 つまり、今の状況でチェーンライフルを撃った場合、それは味方にも命中しかねない。
 中央で縦横無尽にビームサーベルを振るって暴れるトールギス。
 それを援護するべく、トーラスカノンを放つ綾子のトーラス。
 そんな攻撃にエアリーズ隊が対処出来る筈もなく……数分後、その空域には輸送機も含めてOZの部隊は跡形もなくなっていた。
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