ガンダムW
1564話
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いのか。
本来なら奇襲で圧倒的有利に戦える筈だったのが、実際に攻撃を仕掛けてみれば連合軍が粘り強く迎撃しているのだから。
元々、パイロットの質はともかく量では圧倒的に連合軍の方が勝っている。
そして防戦に徹するとなれば、技量の差はある程度埋められる。
勿論迎撃に出たりすれば連合軍の被害も大きくなるのだろうが、それをしなければある程度力の差は補う事が出来るのだ。
特に基地にはビーム砲を含めて対空砲を装備している基地も多い。
幾らMSが万能兵器だとしても、そのような攻撃を食らえば撃破されるのは間違いなかった。
……まぁ、ガンダニュウム合金の装甲を持っているガンダムの類であれば、話は別かもしれないが。
ともあれ、現在のOZには原作程の余裕はない訳だ。
「エアリーズ程度なら問題ない。俺達を射出した後、すぐにここから距離を取れ」
『了解』
「綾子、聞いてたな? 敵はエアリーズ。油断はするなよ?」
『ふんっ、誰に言ってるのさ。あたしだってそれなりに修羅場は潜ってきてるんだから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ』
笑みを浮かべた綾子の言葉に頷き……トールギスが輸送機の格納庫から射出される。
スーパーバーニアを使い、空中で体勢を整え……そのまま右腕のドーバーガンをエアリーズの方へと向けてトリガーを引く。
真っ直ぐに放たれたビームは、エアリーズ2機を呑み込み……次の瞬間、2つの爆発の華が空中に咲く。
ステータスの中の撃墜数の数値が2増えているのを確認し、オープンチャンネルでこちらに向かってくるエアリーズ隊へと向かって口を開く。
「こちらはノベンタ直轄の傭兵部隊、シャドウミラーだ。この空域にいるOZの部隊へ告げる。今すぐ大人しく降伏すれば、命を奪わずに捕虜として扱おう。だが、攻撃を仕掛けてくるようであれば、今撃墜された2機と同様にトールギスの能力をその身で体感して貰う。降伏勧告は1度だけだ。賢明な判断を期待する」
正直なところ、ここで降伏されてもこっちの動きが鈍くなるだけだが……それでも連合軍の中にエアリーズが少数しかないのは事実だ。
『降伏すると思うか?』
綾子のトーラスが、MAになってトールギスの横へとつけながら通信を送ってくる。
「どうだろうな。普通ならこっちとの戦力差をしっかりと理解しているから降伏してもおかしくないんだが」
オペレーション・デイブレイク前から、俺はトールギスの能力をこれでもかとOZに見せつけてきた。
ゼクスをトールギスに乗せたのもそうだし、五飛が軍港を襲撃した時にそれを撃退もした。また、査察の時にOZのエアリーズ部隊と戦って圧倒したし、少し違うが俺の鍛えたエアリーズ部隊がOZのエアリーズ部隊を相手に圧勝したりもした。
特に大きいのは、やはり
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