ガンダムW
1564話
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って事か。
いや、書類仕事を好きな奴自体がそんなにいないと思うんだが。
色々と面倒な事もあるし。
ただ、五飛も単独で行動している時はある程度書類仕事とかもあったと思うんだがな。
原作ではトレーラーごと補給物資を購入したりもしていたが、それだって何らかの書類は書かなきゃいけなかっただろうし。
ともあれ、そんな風に俺達が話している間にも輸送機は飛んでいたのだが……
『アクセル代表、この周辺に展開しているOZからの通信です。ここはOZの作戦空域なので、このまま進行するようなら撃墜すると』
輸送機のパイロットから、そんな通信が入る。
OZの作戦空域か。どうやら目的の基地に近づいたらしいな。
OZがこの輸送機を止めたのは、やはり基地の攻略に手こずっているからだろう。
この輸送機が発している信号は、当然連合軍のものだ。
である以上、OZにとってこの輸送機は現在攻略中の基地の援軍にしか見えない。
……いや、それは間違っていないんだが。実際俺達は援軍としてこの基地にやってきたんだし。
「敵の数は?」
『MS輸送機が3です』
だとすれば、エアリーズか。
数は10機以上20機未満といったとこだろう。
「分かった、俺と綾子で出る」
「……俺は留守番か」
俺の言葉に、五飛がそう呟く。
それでも言葉に不満の色がないのは、自分の機体が地上用だと理解しているからだろう。
これでウイングガンダムのように空を飛べるのであれば、五飛も出撃すると言ってきたかもしれないが。
自分が力になれない以上、無理に自分が出撃すると言ってもこっちの迷惑になるだけだ。
その辺をしっかりと納得している辺り、少しは見込みがあるか。
「お前のガンダムは、基地の救援に向かった時に思う存分働いて貰うからな」
「ああ。シャドウミラーの実力、しっかりと見せて貰おう」
そう告げた五飛が、腕を組んで黙り込む。
「そうしろ。お前がいずれ俺達に勝とうと思っているのなら、少しでも自分の能力が上がるように訓練するのは当然だろうし。……綾子、行くぞ」
「分かった」
俺の言葉に頷いた綾子と共に、格納庫へと向かう。
そこにあるのは、トールギス、トーラス、シェンロンガンダム。
格納庫の広さとしては、もう2機か3機くらいは乗せる事が出来るだろうが、現在のシャドウミラーの戦力はこのMS3機だけだ。
トールギスのコックピットに乗り込み、機体を起動させていく。
『アクセル代表! 敵、MS出撃してきました!』
輸送機のパイロットから聞こえてくる、悲鳴のような声。
警告は一度だけで、後は問答無用か。
OZらしいと言えばOZらしいが……いや、現在のOZの状況として考えれば、そんなに余裕がな
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