暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1564話
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 OZのオペレーション・デイブレイク……それは簡単に言えば、連合軍に対する反乱だった。
 いや、OZやロームフェラ財団の人間の立場からすると、反乱ではなく革命か。
 ともあれ、現在地球の様々な基地で連合軍とOZの戦いが行われている。
 そして五飛を加えて全部で4人になった俺達シャドウミラーは、そんな基地の1つへと向かって連合軍の応援に向かっているのだが……

「で、何でお前がここにいるんだ?」

 どこか呆れたように呟いた俺の視線の先にいたのは、連合軍の軍医、サリィ・ポォ。
 そう、何故か出撃する為に機体をMS輸送機に搭載して客席へと向かったところ、そこにはサリィの姿があったのだ。

「あら、私がここにいるのはおかしいですか?」
「おかしいだろ。以前の査察の時もそうだったが、何だって軍医が医療以外の……それも普通の軍人がやるような仕事に出てくるんだ?」
「勿論、上からの命令があったからです」

 まぁ、上の気持ちも分からないではない。
 サリィは医者であり、潜入工作員であり、MSパイロットであり……その辺を考えると、正直なところガンダムのパイロットに負けないだけの万能ぶりだ。
 軍の上層部も、その辺が分かっているからこそ、サリィを俺達に付けたのだろうが。

「この女は?」

 初顔合わせの五飛が尋ねると、サリィは笑みを浮かべて口を開く。

「サリィ・ポォよ。よろしくね。五飛」

 五飛の名前もきちんと知らされている、か。
 連合軍も五飛をシャドウミラーに入れて、それで完全に安心したという訳ではなかったのだろう。
 つまり、サリィは五飛の監視といったところか。
 その辺の用心は、考えてみれば当然か。
 寧ろそのくらいは当然……と考えてもいい。

「ああ」

 五飛の方も、サリィが自分に付けられた監視だというのは理解してるのか、素っ気ない様子で頷きを返す。
 もっとも、凛と綾子に連敗したせいか、女に対する差別意識のようなものは存在しない。
 ……いや、サリィを相手にすれば、五飛なら普通に勝てると思うんだけどな。

「サリィ、ついてくるのは今回だけか? それとも……」
「いいえ。上からの命令で、暫くはシャドウミラーと行動を共にさせて貰います。アクセル代表としても、連合軍と話を通す為には連合軍の軍人がいた方がいいと思いますが」
「……凛がいるし、その辺の心配はあまりしてないんだけどな」

 事務仕事を一手に引き受けている凛を見ながら呟くが、その凛は首を横に振る。

「五飛が増えた事で書類仕事もその分増えるわ。だとすれば、仕事を任せられる人がいるというのは、こちらも助かるのよ」

 そんな凛の言葉に、五飛が少しだけ嫌そうな表情を浮かべる。
 五飛も、書類仕事はそんなに好きじゃない
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