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提督していない提督による騒がしい日常
番外編その1、クリスマス
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行った
1通りの買い物を終え、鎮守府へと帰ってくる頃には日が沈んでいた
「はぁ、疲れた...どんだけ酒買わされたんだか」
店員に白い目で見られたぜ...
鎮守府の中へと入ると飛龍が俺のことを探していた様で
帰ってきた俺を見るなり走り寄ってきた
「あ、おかえり、今帰ってきたの?」
「そうだよ、酒買いに行った時に白い目で見られたよ」
アハハ、と飛龍は呆れたような笑顔を浮かべた
「ところでさ、モ〇ハンで手伝って欲しいところがあるんだけど」
「すまん、ちとこれからすることあっから、後でな」
俺はそう言い、食堂へと向かった
食堂へ入ると明石達の準備は終わっていた
それを見ていると明石に声をかけられた
「あっ提督、どうです?この飾りの出来具合!!完璧じゃないですか!?」
「んなこと俺に聞かれてもなぁ、自分で完璧だと思ったんならそれでいいさ」
「ならば大丈夫です!!1時間前ですが準備はOKですよ」
「お疲れさん、そのへんで休んでてくれ、ついでにほら差し入れだ」
俺は先程の買い物のついでに買っておいた四ツ矢サイダーを渡した
「気が利きますねぇ、ありがたく頂戴します」
キャップを開け飲みはじめた明石の隣に夕張の分を置いて、厨房へ入っていった
「おっす、どうだ?進んだかい?」
声をかけると今度は間宮が出てきた
「ええ、全部終わりましたよ、保温庫に入れてあります」
こちらも全部終わっていたようだ
「じゃあそろそろ開けるかな、集合かけるからホールに居てくれ」
それだけ伝え、執務室に戻った
執務室へと入ると飛龍がゲームをしていて、こちらに気づいた
「終わったの?」
「終わったよ、すぐ飯だけどその前にホールに集合かける」
集合することに疑問を持ったのか飛龍は聞いてきたが、はぐらかしておいた
『おっす、オラ提督、突然でわりぃけど、ちとホールまで来てくれねぇか?頼んだぜ』
俺が放送でふざけた喋り方をすると重要ではない、逆になると重要になるというこの鎮守府暗黙のルールだ
「ほい、飛龍行くぞ」
ん、という短い返事と共に飛龍はゲームを中断し立ち上がった
ホールに着くとすでに全員が集合しており、がやがやと盛り上がっていた
「皆、提督が来たよ、整列 整列」
俺がいることに気づいた古鷹を中心に重巡が声をあげた
その声に反応した艦娘達は一斉に話を辞め、こちらに整列した
「今回もべつに重要ではないから安心してくれ」
そう声をかけると皆が思い思いに楽な姿勢をとった
「今ってよ、食堂閉めてるだろ?」
「あれ、いまから開けることにしたわ」
いまから!?と驚愕したような声がちらほらと聞こえてきた
「ということで全員で間宮と伊良湖についていけ、よろしく」
俺は間宮と伊良湖にこの場を任せ、艦娘達に内緒で、ホールから姿を消した

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