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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第58話 冤罪事件
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ピールするのが必要となってくる。だからこその、宣伝、ポスター張りだ。

「さて、と。ここらの壁に貼るんなら、まだ少ないな。もうちょいポスターとってくるよ」
「うん! よろしく!」

 カイトは、この場をつくねに任せると、部室に備え付けられている資料室へ入っっていった。

「(それにしても…ギン先輩って軽そーだったり まじめだったり… いったいどんな人なんだろ?)」

 まだまだ、判らない部分のあるギン先輩。妖怪の学校だから、第一印象だけで全て決めるのは良くない、と言うのは当然だ。美人な水泳部の人達が、あんな化け物になったのだから、尚更、である。 そして、つくねは、何気なくギン先輩の方を見てみる……と。
 ギン先輩は、モカとくるむの後ろにいて……しゃがみこんでなにやら見上げていた。

「(って、まさか!? この人!!!)」

 不審に思ったつくねが、ギン先輩のそばに行くと。


〜♪〜♪〜♪〜♪〜


 ギン先輩のいる位置が一番ナイスアングルだった様で……、ばっちりとモカとくるむのパンツが見えてしまった。

「せ、先輩! 何やってんスか!!  やめて下さいっ! まさかこんなことのためにわざと高いところにポスター貼らせているんですか!!?」

 つくねが、これ以上見せまい! とギン先輩の視界を遮るように身をのりだした。それが一番不味い行動である事も知らずに。

「…は? 何のことや?」

 ギン先輩は当然ながら知らぬ存ぜぬ。認める訳も無かった。

「って、とぼけないでください! 今2人のスカートの中覗いてたでしょ?」

 つくねは、誤魔化さずに追求すると、これまた暖簾に腕押し。

「フッ。 アホやな? このオレがそない お寒い事するわけないやろ?」

 またまた、100万ドルのキラキラな笑顔を見せながら知らぬ存ぜぬ。

「ななな、何ィィーーーーーッ!!」


 決して認めようとしないギン先輩。つくねは、2人の(特にモカの)パンツを見ていた事に、苛立ちもあったのだろう。そのまま少々言い合いになってしまっていた。
 当然、モカとくるむのすぐ後ろで、2人が騒いでいた為、何事か、と脚立から降りてくるモカとくるむ。

「? どーしたんですか??」
「どーしたの? つくね」

 そして、またまたタイミングを見計らったかの様に、資料室の扉も開き、カイトも出てきた。

「ふぅー… 流石は部員数たった4名だ。(いや 事実1人か? オレ達入ったばっかだし) 資料室… メチャクチャになってるし、埃まみれだし……ゴホッゴホッ……! ……んん? どうかしたのか?」

 全員が集合した所で、ギン先輩が一言。

「いやーな つくね君が、自分らのパンツを見てもーたんやって!」

「あら
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