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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第58話 冤罪事件
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カイトどうしたの?)」
くるむも、こういったカイトを見たのは初めてだったから、少し心配しながら聞いた。
「(うう…ん…)」
カイトは、くるむに応える事なく、ただただ頭を悩ませているだけだった。
「(くるむちゃん、カイトはね……、その、部活動に対してなにかトラウマを持っているらしくって。多分ギン先輩の話で思い出してるんじゃないかな?)」
「(そーなの… じゃ!)」
くるむは何かを思いついた様で……、と言うか、くるむが取る行動は大体同じだ。そのままカイトに抱きついた。
「わあぁ!」
当然、くるむの行動は大体同じだけど、いつ来るのかはわからない。だからいきなりの抱き着きには当然驚いてしまう。カイトだって例外ではない。くるむは、そのままカイトに抱き着いて一言。
「大丈夫だよ! カイト!! 一緒にがんばろうよ!」
「ん…? あ ああ! ありがとな。くるむ」
一瞬驚いたがすぐに理解した。自分の事を励ましてくれているという事が。だから、カイトはくるむに礼を言い、今までの自分の表情を思い返した様で、しっかりと気を持ち直していた。
「お前らな〜、早速私語かーい! ウチは甘い部とちゃうって言ったばっかやろー? ちゃんと部長の言う事は聞くもんやで!」
当然ながら、説明の最中の私語は失礼だろう。と言う訳で、しっかりと注意された。
「あ、 すみません」
「ゴメンなさい…」
今回は完全に自分たちに非があるじゃら、カイトは勿論、くるむも素直に謝った。
だけど、そんな2人を見て、にやっ、と笑うギン先輩。
「なーんてな! う・そ・や! カタイ事は言わん! 楽しくやろうや! これ ウチの宣伝ポスターや後ろの壁に貼っといてや!」
どうやら陽気な人物の様だ。チャラそうな、第一印象はよそに、和を乱す様な事はしなさそう……、そして、ムードメーカー、とも言えるだろうか。
部長とは、頭の固いイメージがあるのだが、新聞部は顧問もそうだが、部長も何処かお気楽で、人数こそ少ないが、雰囲気は決して悪くならなさそうだ、とこの時、つくねは思えた。
そして、早速手渡されたポスターを受け取り。
「「「はい!」」」
早速仕事開始である。
「先輩ーーーポスター貼るのこんなに上の方で良いんですか?」
「いや もうちょい上やな!」
レイアウトは、全てギン先輩が決める。と言う訳で、モカとくるむがポスターを貼り、ギン先輩が指示を出していた。
「変なポスターだね…」
「個性があって…まあいいんじゃないか?」
つくねとカイトは、指示された新聞部のポスターを、見ていた。人数が少ないのは、やっぱり部の存続にかかわる問題だから、兎に角外へア
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