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我が春も上々の言よ梅の花 〜ラブライブ!サンシャイン!!アンソロジー企画〜
Ideal and a dream, 
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富士山に向かってヨーソロー!って叫んでた所で千歌ちゃんから電話が来て起きたって感じかなぁ。」
「曜ちゃんらしいね…」
「曜ちゃんだからなぁ〜」
「むっ?なら、そういう千歌ちゃんはどうなの?」

何故か言い合いになりそうな雰囲気を醸し出す二人に仲裁を入れつつ、私も少し千歌ちゃんの夢の内容が気になった。
千歌ちゃんはAqoursを今まで引っ張って来たリーダーで、誰よりも大きく成長し続けていたって知ってる。そんな千歌ちゃんは一体どういう夢を見たのか……

「えー、私の夢?面白くないよ」
「千歌ちゃんだけ言わないのはフェアじゃないよ!」
「私も気になる?というより私だけなんか恥ずかしい思いしてズルいわ!」

勿体ぶる千歌ちゃんに詰め寄りつつ私と曜ちゃん。私達は千歌ちゃんに喋らせるように仕向けていた。

「それはぁ〜」
「「それは…?」」

ドキドキ…ワクワク…

「なんとっ?大量のみかんの山に埋もれながらお腹いっぱいミカンを食べ尽くす夢だったのだ!」

−ズルゥ!

まあ、あれだけ引き伸ばしておいてこのオチはあんまりだよね…。そんな訳で私も曜ちゃんも気が抜けちゃったわよ。

…あれ?恥ずかしい思いしたのって結局私だけ?
…もぅ!ズルいわよ二人ともぉ?

なんて考えたけど、きっと言葉にしても二人は知りませんって顔しそう…あ、千歌ちゃんはたぶんよく意味を理解してくれなさそう…うぅ…


「3人とも遅いよー」
「遅刻ですわよ?」
「ハリアップ!もうちょっとだよ!」

「………?」

丁度階段の終わりが見えたと思ったらAqoursの三年生の果南さんダイヤさんマリーさんがいました。驚きです。
この感じだと千歌ちゃん言い忘れてるって事…だよね?はぁ…

「お姉ちゃん、時間には間に合ってるから責めちゃ駄目だよ?」
「大丈夫ずら。たぶんダイヤさんは休みなのに階段ダッシュを全力でやらさせられて行き場のない憤りをぶつけてるだけずら」
「このヨハネ様を待たせるなんて、なんて罪作りなのk…へプシッ!」

罪作りなのかしらって言いたかったんだろうなぁって分かるけど言い切れないで格好がつかない辺り善子ちゃんらしいなぁと感じちゃったのはきっと隣の二人も一緒だと思いたいなぁ…
あ、でも皆同じ考えだったみたいね。

だって、笑ってるもの。
まだ夜で暗いのに笑ってるって分かるぐらい輝いているもの。あの夢は正夢だったのかも?夢は見るものであり、叶えるもの。
私達は見続けてきたからこそ、今度は叶えるんだ?
その夢も、目標も掴むんだ!皆で?
なぁんてね!





…因みにあのあとに皆で初日の出見ながらどんな夢を見たのかと盛り上がったんだけど初夢っていうのは1月1日から見るもので、大晦日からにか
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