暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1562話
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力でガンダムをどうにかするだけの戦力を用意しようと思えば不可能ではないが、それには一定以上の量が必要となる。であれば、そのガンダムを捕らえたアクセルに任せるというのが最善の選択とは思わないかね?」

 ……セプテム、どうしたんだ?
 トーラスの件から、俺に対してそれなりに友好的な態度をとってはいたが、まさかここまでとは……
 何かに覚醒したんじゃないかと思う程だ。
 事実、五飛を俺に預ける事に文句を言っていた者達も、今はもう黙り込んでいる。

「……俺が聞くのも何だが、いいのか?」

 それこそ、何らかの洗脳でもされたのではないかと思えるようなセプテムを見ながら尋ねるが、ノベンタとベンティの2人も全く問題ないと頷きを返す。

「セプテム将軍の言う通り、今の状況でもっともガンダムを有効に使うのであればアクセルと……シャドウミラーと行動を共にした方がいいのは間違いない。正直なところ、ガンダムのパイロットがこのような少年だった事には驚いたが、それでも強さは問題ないのだろう?」
「ああ、それは問題ない」

 トールギスに俺が乗っている以上、現状ではOZにこちらの脅威となるようなMSはない。
 もっとも、それはあくまで単機ではという事であり、OZのMS部隊が連携を取って襲ってくるような事になれば、多少厄介な事態になるだろう。
 トールギスにしろガンダムにしろ、ニーズヘッグのようにエネルギーを気にせず戦える機体ではない。
 推進剤やビームのエネルギーを必要とする以上、持久戦に持ち込まれると非常に厄介極まりないのだ。
 実際、今回のニューエドワーズ基地での戦いも、戦闘自体は俺が圧倒していたが、トールギスの推進剤は殆ど限界に近かったし、ドーバーガンのカートリッジも全て消耗してしまっていた。
 勿論被害という意味では間違いなくOZの方が多いと思う。
 だが、幾らでも替えのあるOZの戦力とは違い、こっちにはトールギスの代わりとなるだけの機体は存在しない。
 である以上、こちらとしてもOZの機体と同士討ちのような真似は絶対に避けたい。
 補給等のバックアップの態勢がどうしても必要になってくる訳だ。
 だが、当然ながらOZとしては、こっちの弱いところを狙ってくるだろう。
 補給部隊なんかには護衛が必須となる。

「であれば、やはりガンダムはシャドウミラーに同行させる方がいいだろう。……ノベンタ元帥?」
「うむ。私もセプテム将軍の意見には賛成だ。それに、こう言うのもなんだが連合軍のMS部隊とガンダムを一緒に戦わせても、こちらからすればガンダムだけが突出してしまい、ガンダムから見ればこちらのMSの動きが鈍く、お互いに協力するのは難しい。……そうではないかね?」

 視線を向けられた五飛は、ノベンタの言葉にあっさりと頷きを返す。

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