第八幕その一
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第八幕 三つの島へ
先生はその朝は御飯を食べてでした、すぐに港に向かいました。動物の皆と一緒にそちらに向かうとです。
もう安座間さんと真喜志さんがいました、大きめのヨットに帆を張っていて今にも出発出来る様になっています。
先生はそのヨットを見て真喜志さんに言いました。
「このヨットは」
「はい、先日のヨットとは別のものでして」
「少し遠出の為のですか」
「その為のヨットです」
こうお話するのでした。
「どちらのヨットも八条グループが所有しているヨットですが」
「今回は三つの島を巡るからですね」
「あのヨットより大きいものにしました」
こう先生にお話するのでした。
「もう食べものもお水も積んでいます」
「では今すぐに」
「出発出来ます」
出港出来るというのです。
「では行きますか」
「はい、それでは」
「お昼等はここで食べますが」
安座間さんも先生にお話します。
「宿泊は基本は」
「ホテルですね」
「はい、こちらでいいですね」
「はい」
先生は安座間さんに笑顔で答えました。
「それではそれで」
「奄美大島、渡嘉敷島、久米島と行きますが」
「最初は何処に行くのですか?」
「実は奄美大島はこの本島と少し離れていますので」
「そこに行く時はですね」
「はい、飛行機で行きますが」
しかしというのです。
「久米島と渡嘉敷島はです」
「このヨットで行くんですね」
「はい、そうします」
「そうですか」
「まずヒヤンは」
安座間さんはヒヤンのお話をしました。
「奄美大島にいて」
「渡嘉敷島と久米島にはハイですね」
「そちらの蛇がいます」
「渡嘉敷島にはハイがいて」
「久米島にはクメジマハイがいます」
「ハイは二種類いますね」
「模様の違いですが」
それがあるというのです。
「二種類います」
「そうでしたね」
「ではまずは」
「ハイをですね」
「探しに行きましょう」
「船で渡嘉敷島と久米島に行って」
「ここからすぐです」
この二つの島はというのです。
「この沖縄本島から」
「だから船で行きますね」
「そうです、あと朝御飯は」
「食べてきました」
先生は安座間さんにこのことも笑顔で答えました。
「もう」
「まだ早いですが」
六時です、丁度。
「それでもですか」
「ひょっとしてヨットに積んでいる食べものは」
「朝御飯でした」
「そうだったのですか」
「パンやお握りを積んでいたのですが」
少し残念そうに言う安座間さんでした。
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