第八幕その一
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第八幕 ドワーフ族と闇エルフ族
朝早く起きてです、皆はまずは朝御飯を食べました。この日の朝はオムレツとサラダ、それにトーストでした。
そのトーストを食べつつです、ナターシャは言いました。
「今日はいよいよ」
「ええ、そうよ」
ビリーナがナターシャに答えました、自分の御飯の麦の粒を食べながら。
「ドワーフ族と闇エルフ族のね」
「二つの種族のところに行って」
「それでよ」
「どうしていがみ合ってるのか」
「そしてその原因も確かめてね」
「それでよね」
「いがみ合いを解決するわよ」
こうナターシャにお話するのでした。
「いいわね」
「ええ、その為にも行きましょう」
「先にね」
「もうすぐよね」
「ええ、もうすぐよ」
それこそというのです。
「その現場に行くわ」
「放っておいてもいいけれどね」
ガラスの猫はキャットフードを食べているエリカの横でこんなことを言いました、見れば自分のガラスの身体の手入れに余念がありません。
「正直なところ」
「どうしてなの?」
「だっていつもいがみ合ってるからよ」
だからとです、ガラスの猫はナターシャに答えました。
「喧嘩まではならないから」
「少し仲が悪い感じだから」
「そう、それ位ならね」
それこそというのです。
「何でもないわよ」
「それでなの」
「しかも通り過ぎても種を採りに行けるみたいだし」
「そのこともあって」
「そう、無視してもいいけれどね」
「そうよね、私達にあまり関係ないし」
エリカも言います。
「じゃあいいじゃない」
「そう思うけれどね、私達は」
「そうそう」
「猫らしい考えね」
ビリーナは二匹の言葉を聞いてこう彼女達に言いました。
「あんた達はそれでいいけれどね」
「オズの国のことを考えたら」
「そうもいかないのね」
「そうよ」
まさにというのです。
「問題は解決しないといけないのよ」
「それが政治ね」
「関係ないでは済まされないのね」
「そういうことよ」
こう言うのでした。
「じゃあいいわね」
「ええ、わかったわ」
「それじゃあ私達も何かするわね」
「出来ることがあればね」
「そうさせてもらうわね」
「私もオズの国の名士になってるから」
鶏の国の女王としてです。
「そうなってるからね」
「だからなのね」
「頑張るのね」
「騒動があったらね」
それを見たらというのです。
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