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ファンタシースターオンライン2 -銀色を包む琥珀色の星-
第5話 繋がる想い
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」」

そこにいる誰もが距離を取る。

バ「なんでダークファルスがこんなところに…!」
「そう慌てないで…私は争いにきたんじゃない、交渉にきた」
こ「交渉…?」
「その子、ツヴァイ…だっけ?その子を私に渡して。そしたら、貴女達の命までは奪わないでおいてアゲル」
も「そんな交渉に乗ると思ったの?渡す訳ないでしょ」
「…いいの?貴女達、その子を渡さないと、死ぬよ?今度は容赦しないよ?」
アザ「悪いが、私達は仲間を売るようなことしない。仲間の大切さを知ってるから。やれるものならやりな。出来たらの話だがな」

そこにいる誰もが、ツヴァイとラフィルを守ることを決意していた。目の前の化け物と戦うことも…。

「交渉決裂だね…なら、お望み通り殺してあげる。ここにいる全員、仲良く、コウカイサセテアゲル」

そう言い、赤紫色のオーラを纏い、消えた。

バ「き、消えた…?」

そう思った時だ。

ヴィィィィィ!!ヴィィィィィ!!

ロビー中に響き渡ったサイレンの音。そして、アナウンスが入る。

『アークス各員へ緊急連絡!!惑星リリーパの第一採掘基地周辺に大多数のダーカーが集結しつつあります。防衛戦に備えて下さい。繰り返します…』

こ「ダーカー!?なんで!?今まで一体どこに…」
アザ「…なるほど…そういうことか…」
こ「何か分かったの?」
アザ「あのダークファルスは、そこら中のダーカーを、ラフィルの惑星に移動させたんだ。ラフィルの惑星にダーカーが出現したんじゃない。この辺り全域の惑星のダーカーがラフィルの惑星に移動していたんだ」
こ「じゃあ…今採掘基地に集まっているダーカーは…」
アザ「ラフィルの惑星から戻してきたダーカー、この辺り全域に出現していた全てのダーカーってことだ」
ヴァ「つまり、今までの比じゃないってことか」
バ「いきましょう!私達の仲間のために!」

その一声で、クエストカウンターへ走る。と、その時だ!再びアナウンスが入る。

『ロビー内に残っているアークスに緊急連絡!!至急惑星リリーパの第二採掘基地へ向かって下さい。謎のダークファルスが出現。至急現場に急行して下さい!』

それは、ダークファルスからのメッセージに聞こえた。早くここへ来い、さもなくば…犠牲者が増える…と、そう言いたげだった…。
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