暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
七つの大罪を統べる者〜Beelzebub〜
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から。そしてティアナは、ヴァイス陸曹のバイクで進入することになってる。つまりは足、だね。
「私もそれについてく。いいよね? ね? ね? ね〜?」
「「うっ・・・はい」」
「「「ええええええええ!?」」」
迫ってきた怖い笑顔のシャルの前に、ついには折れるスバルとティアナ。それを見ていたエリオとキャロとシャマルからの驚愕の声。私はもう慣れた。というよりはもう諦めに近い。何を言っても聞かないんだから、なのはとシャルは。はぁ・・・。
「それにやっぱり気になるんだ。ベルゼブブのことが・・・」
真剣な面持ちになったシャルがゆりかごを見る。これまで姿を見せて来なかった“ペッカートゥム”の1体、ベルゼブブ。私もレヴィヤタン救出の際に見たけど、その威圧感は圧倒的で足が竦むほどだった。レヴィヤタンやアスモデウスなんて目じゃない程に。でもまさかシャルにここまでの深手を負わせるなんて思いもしなかった。
(そんなベルゼブブが、ゆりかごに向かった。確かに心配だけど、シャルを送り出すのも不安。このジレンマ。私にも魔術が使えればいいのに・・・)
今回の事件が始まって、敵がルシルとシャルにしか倒せない存在だって知ってから常々そう考えるようになった。そうすればもっとルシルと同じ目線で、一緒に戦えることが出来るのに。
「え〜と・・・じゃあシャルさんも一緒に行くってことでいいんすか?」
「もう! 無茶だけは絶対にダメよ、フライハイトちゃん!」
シャマルも折れた。人差し指を立てて、少し怒りながらの注意。医者としては止めるべきだろうけど、もう言っても止まらないのはシャマルも解ってる。というか、私みたいに諦めの境地だ。
「ありがとう、シャマル。それじゃ、フェイト達も気をつけて」
「うん。シャルも。そしてスバルとティアナも気をつけて。なのは達をお願いね」
「「はい!」」
私とエリオとキャロは地上に残る。一度は活動を停止したガジェットがまた動きだしたからだ。すでにレヴィヤタン達が、せめての罪滅ぼしということで掃討に向かっている。一度レヴィヤタン達と合流するためにヘリを降りた私たちは、ゆりかごへ飛んで行ったヘリを見送った。
「それじゃあエリオ、キャロ。疲れてくるかもしれないけど、もう少し頑張って」
「「はい!!」」
私たちは地上に蔓延るガジェットの掃討へと出る。もうこれ以上好き勝手させないために。
†††Sideフェイト⇒なのは†††
神父のような人を見て怯えているヴィヴィオを強く抱きしめる。震えているのが判る。けど、それは私も同じ。震えが止まらない。
「あれが・・・ペッカートゥムって奴なんか・・・?」
リインを強く抱きしめるはやてちゃんの震えた声。あの人はさっきまで戦ってたバエ
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