暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
七つの大罪を統べる者〜Beelzebub〜
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空の刃を流れるような動きで躱すその姿。そう、風読み。それはまるで風迅王イヴィリシリアや風の騎士公オペルのようなスキルで、動きだった。
「それにですね・・・」
「くっ・・・はあっ!」
無傷で風牙を突破してきたベルゼブブに“キルシュブリューテ”を薙ぎ払い一閃。けど、「っ! ちょっ・・・!」ベルゼブブはそれを読んでいたみたいで、振るった私の右手首を余裕で掴み取って、私を背負い投げする。私は背中から叩きつけられる前に無理やり両足をドシン!とつけて着地。そのまま左手でベルゼブブの右腕を掴み・・・
「こんのぉぉぉぉッ!」
強引に上半身を起こして、ベルゼブブを前方に引っ張り上げてそのまま地面に叩きつける。お互いの手が離れたのは同時。だからすぐさま“キルシュブリューテ”で、地面に倒れているベルゼブブに向けて刺突を放つ。
「っとと・・・!」
ベルゼブブは地面を転がって刺突を避けるけど、私の攻撃は終わらない。
――土龍閃・私バージョン――
私のお気に入りとなった飛天御剣流の1つをここでも使う。地面を斬り上げて石飛礫を放つものらしいけど、私はその石飛礫にさらに魔力を纏わせる。そのため、オリジナルよりはるかに威力が高いし、神秘もあるから十分ベルゼブブにもダメージを与えることが出来る・・・はず。
「ぐぅっ・・・!」
転がった勢いで立ち上がったベルゼブブに石飛礫が殺到していく。それをベルゼブブは顔の前で両腕を構えて防御。今のそんなベルゼブブは隙がありすぎて、逆にこちらが困惑するほどだ。でも、どうであれ今が攻撃のチャンスであることには変わらない。
(このまま一気に決めてやる・・・!)
――閃駆――
距離を詰める。“キルシュブリューテ”は取り出した鞘に納める。今から使うのは飛天御剣流の奥義、その名も天翔龍閃と書いて、あまかけるりゅうのひらめき、と読む。
創世結界作成の合間(ちょっと飽きてきた頃)に“英知の書庫アルヴィト”で何度も練習した剣技だ。んで、資料に書かれていた通りに何度もやったんだけど、全然上手く出来なかった。まっ、結局は6回目くらいで様になった。実戦で使うのは今回で初だね。
(そして今、試してみたい・・・すごく!)
居合い抜き、オリジナルは抜刀術って言うんだけど、その構えで最接近。ベルゼブブは未だに顔面を守るように腕を構えている。これならイケる。攻撃範囲に入ったことで左足で踏み込む。この左足での踏み込みこそがこの剣技の要だからだ。最初これを知った時はそんなバカな、って思ったり・・・。
――飛天御剣流奥義――
“キルシュブリューテ”を鞘から引き抜く。“キルシュブリューテ”の刀身は、鞘に納めている間は魔力化している。だから刀身は持ち主の身長に合わせられる。納刀時は刃先から魔力
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