第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
番外編 〜オンドゥル、唐揚げ、政務〜
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で寝ている。
こいつ放棄しやがったな。
「変し・・・あぁっ!?」
「それはさせないわよ?」
「ウ、ウエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェイィ!!!」
この二人が戦いを始める。
片や冷蔵庫を片手で振るう女。
片や徒手空拳の生身の男。
修羅場ってレベルじゃない。
結局、牛乳のストックを買い出しに行っていた虎太郎が帰宅し、フライパンでぶん殴るまで、その騒ぎは続いた。
【仮面ライダーW】〜激辛のK/こんなんありか?〜
「風麺ウマ!屋台のレベルじゃないなこれ!!」
「だろ!?これが風都名物、風麺だ!」
蒔風たちが戦いを終え、風都巡りをしている、そんな時間。
なんとも見所満載の街を、蒔風は楽しんだ。
再建された風都タワーの展望台に登り、フウト君ストラップを買い、動物園に行き、翔太郎の案内で今までの事件の話をその場所に行って聞いたりしていた。
「にしてもこのラーメン、ナルトデカイ!」
そして最後に風麺屋台に来ていた。
その噂の風麺とは、ラーメンの上にスッポリと覆うほどに巨大なナルトが乗ったラーメンだ。
確かに旨いが、少々食べづらい感も否めない。
「ばっか、そこがいいんじゃねぇか!」
「そういえば・・・・・・確かここでは風麺ライスを出していたね?」
「ん?フィリップ君、覚えていてくれたかい!君達に解決してもらったあの事件のあとに来たあの人、いいもん持ってんだ!」
そう言いながら親父がもう一人の男性を引っ張り出してきた。
「皆さん、お久しぶりです」
「あ!あんた!あのあとどうだい?うまくやってんのか?」
「おかげさまで・・・・・そうだ!新商品を考えたんです食べてみてもらえますか?」
何やら話し込む翔太郎ともう一人の男性。
蒔風がフィリップに男性の事を聞いた。
「ああ、彼はね、風麺の風都名物ね座に嫉妬してね、ガイアメモリで暴れたんだ。ま、今では親父さんのところで腕を研いている、というわけさ」
「ふぅ〜ん。慕われてんだな、翔太郎」
「それはもう、絶大に」
「どうぞ!!お待たせしました!!」
そうして出してきたのはから揚げの乗ったラーメンだ。
それをみて、まず一同の反応は
「赤い」
「赤いね」
「赤しかないな」
「おお、赤い」
赤い
ただそれだけだ。
麺やスープ、から揚げに器まで赤一色。
出されただけだとただの赤い塊にしか見えない。
「なあ・・・・・・これなんだ?
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