暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真・恋姫†無双 〜四点結界〜
[1/13]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

都の大通り


「欠片」がうごめく偽りの都に、その男はいた。



「動き出したな・・・・・」



見上げると城から四方に向かって蒔風の四獣が飛び立っていく。

それを確認し、男がぼそりと呟いた。


「ケルベロス、迦桜羅、サラマンダー・・・・・・任せたぞ」





ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!







そう言った瞬間、街の三方から光の柱が伸び、その場所にそれぞれ一体ずつ獣が召喚された。

東にケルベロス、西にサラマンダー、南に迦桜羅


その発現を見、「奴」が歩を進める。
向かう先には、城がある。





------------------------------------------------------------





「出ました!!!!迦桜羅です!!!!捕まっててくださいよ!!!!」


南に飛んで行った朱雀が、背に四人を乗せていると、光が発せられてその中から迦桜羅が飛び出してきた。



グワアッと大きく旋回し、一気にその地へと向かって行く朱雀。
その背には武器を構えた星と、緊張した面持ちの季衣、そして弓を構える秋蘭に帽子を押さえる桂花がいた。


地面から伸びた光の柱から大きく翼をはためかせ、迦桜羅が一気に朱雀へと接近する。


「・・・・・・・ハァッ!!!!!」



秋蘭が矢を次々と速射し、迦桜羅を狙うが、それのすべてをグワァ!!!と周囲を大きく回り込んで迦桜羅が回避し、その隙に朱雀が地面に向かって降りたっていく。


その後を翼をたたみ、身体を矢のように細めた迦桜羅が接近する。
朱雀が大通りで地面スレスレを飛行し、星たちが朱雀から飛び降りて問題の場所へと駆けだす。


その後方から迦桜羅が迫ってくるが、それに対して一旦上空にまわって上昇した朱雀が迦桜羅の後方から再び降りて襲いかかり、地面に足がつくかつかないかの位置で翼を広げてストップをかける。


迦桜羅が即座に身体を反転、朱雀と衝突し、地面を転がってその勢いでふたたび上空へと飛びあがっていった。



その間の星たちは大変である。
後方から襲いくる暴風に耐えながらも、それを利用しつつ前に進んでいかなければならないのだから。


ヘリが高速で接近し、急ブレーキをかけたような暴風が吹き荒れ、それが去るころには朱雀が迦桜羅と共に上空へと飛びあがっていた。



「急げ!!!蒔風は集中すれば大気が淀んだ部分があるからわかるはずだと言っていたが!?」

「・・・・・・・・・こっちだ!!!秋蘭!!!」

「星さんわかんの!?」

「わからいで
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ