第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真・恋姫†無双 〜四点結界〜
[2/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
か!!!」
四人が通りを走り、向かうは城壁。
そこの一部分に張られた「火」と書かれたいかにもな札を、秋蘭が鷹の目で発見する。
「射抜け!!!!」
「応!!!・・・・なっ!?」
だがその瞬間、地面から「欠片」が湧き出、通りを封鎖する。
「ダメだ!!これでは狙えぬ!!!」
「全員こっちよ!!!早く!!!」
桂花の声がし、皆がそちらに向かう。
入ったのは細い裏路地で、店と店の間にあるような場所だ。
そこに星たちが走り込んだ瞬間、「欠片」もそこに殺到してその体が通路に詰まる。
「考えなしのバカどもね!!さ、こっから一気に・・・・・」
桂花が季衣に指示を飛ばそうとする。
だがその瞬間、四人を巨大な影が覆い、振り返るとそこには細い路地の入口で合体巨大化しつつある「欠片」がいた。
「なななななななな!?」
「桂花・・・・・どうする?」
あまりの事にうろたえる桂花だが、即座にハッ!!としてさっきまで言おうとしていた事を伝えた。
「季衣!!潰しなさい!!!」
「あいあいさー!!!」
ドォン!!!!
季衣の巨大鉄球がその「欠片」を潰し、道を塞ぐ。
そしてその鉄球を指さして、桂花が「行くわよ!!」と号令をかける。
その上に乗り、屋根に上がってそこから一気に城壁まで走り抜けようとする四人。
その隣に巨大な影が起き上がっていっていた。
さっきの「欠片」が巨大経過中だったのがよくわかるほどにまで大きくなった「欠片」が、その腕を振り降ろし、四人の先の店を叩きつぶす。
飛んでくる破片、その衝撃に跳ね上がった地面の岩盤などが一気に襲いかかり、四人を飲み込む。
星がとっさに桂花を担いでその岩盤の上に飛び乗り、秋蘭、季衣もそれに則って瓦礫の中を進んでいく。
そしてそこを抜けた瞬間、目の前に巨大な「欠片」第二号が現れ、目に光を溜めこんでいた。
「まずい!!!来るぞ!!!!」
蒔風からあらかじめ聞いていたものだった。
どういうことかは理解できないが、あそこから放たれる光は危険であると!!!
ドンッ!!!!ゴジュアアアアッ!!!!!
「うわあああああああああああ!!!!???」
「季衣!!!桂花を頼む!!!!」
「わあああああああッ!!!ってええええええ!?」
星が地面に落ちていく季衣に桂花を投げ預け、秋蘭の足に手を添える。
その動作から秋蘭がそれから何を為すかを理解し、星の槍「龍牙」を受け取り、膝を曲げる。
「飛べっ!!!!」
「ハァッ!!!!」
星が秋蘭の足を持ち上げるように上空に投げ、そ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ