第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真・恋姫†無双 〜大結界・集結〜
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ドンッ!!!!!!!
異常なほどの重音が鳴り、空間が振動する。
一瞬空がまがまがしい赤紫になり、そして青空に戻った。
「な、なんや今の!?」
「さっきの音なに?!」
「まさか・・・・」
皆がさっきの現象に驚くが蒔風が即座に答えを出した。
「そうだ、「奴」だ!!あの野郎・・・・・想像以上に早いぞ!?」
「あの、舜殿・・・・」
「舜、おかしいのだ」
悪態をつく蒔風に、異変に気付いた凪と鈴々が話しかける。
それに蒔風も頷いて応じた。
「ああ・・・・・・・街から人が消えた。否、俺達が消えたんだな、これは」
「ど、どういう?」
「説明は城に入ってからだ!走れ!!」
蒔風が皆を促して走り出そうとした。
だが瞬間、地面から黒い影が湧き出てきて、次々と人の形をとっていく。
「「奴」の「欠片」だ!!油断するな。一気に突っ切る!青龍!!」
ドンッ!ゴォオオオ!!
通りを青龍が飛び、「欠片」を蹴散らして道を拓く。
そこを走っていく蒔風達。
だが
「きゃあああああああ!!」
「うわおおおおおお!?」
「朱里!風ッ!!」
「欠片」の一体が朱里と風がさらい、屋根の上を走って城の方に逃げていく。
「人質にする気か!!青龍!彼女達を任せた!!」
『御意!!ダァッ!』
蒔風が「欠片」を吹き飛ばす青龍に皆を任せ、「欠片」がうごめく大通りを走って屋根伝いに走っていく「欠片」を追いはじめた。
キュイッ!ドンドンドンドン!!
その蒔風に「欠片」が気づき、目の位置からビームを撃ってきた。
蒔風が走る周囲が爆発し、そのせいで一気に接近できない。
蒔風が砂埃の中から突き抜けると、そこには固まった「欠片」共がいて、蒔風の進路を塞いでいた。
跳び上がって避けようとも足元にビームを撃たれてそれが阻害されてしまう。
「クソッ!!う?イィイイ!?」
蒔風が半分悲鳴、半分悪態のような声を上げる。
目の前の「欠片」共の目が光り、今まさにビームをチャージしているのだ。
「ッ!!南無三!!」
蒔風が拳を振りかぶり、打滅星で「欠片」を吹き飛ばそうとする。
ドォン!!!!
だがその拳が振るわれる前に「欠片」共が真横から吹き飛ばされる。
見ると大剣「牙狼七星」を握った春蘭が店の壁を吹き飛ばしてこっちに来ていた。
さらにその後から何十射もの矢が「欠片」を撃ち抜き、一斉掃射していく。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ