暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真・恋姫†無双 〜激戦、闘う者達〜
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耶(えんや))である。


「おぉ、重量級!いきなりくるなぁ」


そう言いながら蒔風が力を借りる。
蒔風の髪が伸び、黄色のメッシュが入って


ドゴン!



季衣が投げ放った巨大鉄球を蒔風が片手で受け止める。
そこに、身の丈ほどもある大金棒「鈍砕骨(どんさいこつ)」を共に、蒔風の頭上から落下してきた焔耶。


「よっしゃぁ!!!」

「へへ〜んだ!!ボク達の勝ちっ!!」

「わ、私なにもやってない・・・・」



蒔風がいた場所はクレーターのように窪み、周囲の地面がめくれて針のように起き上がっていた。



そこから季衣が鉄球の先端を回収しようとして鎖を引っ張る。


しかし



「え?」



その鎖の先に鉄球は無く、土煙の中から電子音が聞こえてきた。






《ax foam》






「なに!?う、うわっ!?」



押しつぶした際のまま鈍砕骨の上に乗っていた焔耶が、急に揺れた足場に驚く。



その下にいたのは、仮面ライダー電王アックスフォーム。
左手で鈍砕骨ごとそれに乗る焔耶を持ち上げ、右手には鎖のちぎれた季衣の鉄球を掴んでいた。


「なかなかやるやないかい。でもな、力だけの強さじゃあ、俺は泣かせられへんでぇ!!っと!!」



ドゴン!!!と鈍砕骨を地面に叩きつけ、その上に乗る焔耶も同じく地面に倒れる。
その衝撃と、地面からの振動で焔耶の内臓が揺れ、その場から立ち上がれなくなってしまう焔耶。


そして両手で鉄球を担いで、それを季衣に投げつける蒔風。
とんでもない勢いで飛んで行ったそれを、季衣が真っ正面から受け止めようとする。が



「えいっ!!!え?うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」



だがその勢いの強さに、季衣の小さな体ごと掻っ攫われ、軍の後ろまで飛んでいってしまった。




「き、季衣!!!よくもぉ!!!!!」

幼馴染がやられてカチンと来た流琉が、巨大ヨーヨーのような武器「伝磁葉々(でんじようよう)」を蒔風に向かって飛ばした。

だが蒔風はそれに合掌で挟み込むように両手を叩きつける。
するとバァン!!!!と太鼓のような轟音が鳴って、ヨーヨーの両面が弾け飛んでしまった。


武器を失ってはどうする事も出来ず、流琉はヒョイ、と蒔風に襟首を掴まれて猫のようにポーイと捨てられていく。




「おいおいどうした三国連合!!!!!どういうわけか知らないが、てめえらそこを通せ!!一刀に合わせろ!!!」


蒔風の大声に、聞き覚えのある声が答える。
それは愛紗、華琳、春蘭の物だった。



「やは
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