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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十四話 ホテルアグスタ 4
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るわよ!スバルとだったらね!」

「この…」

さらに何かを言おうとしたアスカだったが、ガジェットのレーザーが襲ってきたのでバリアで防いだ。

(防御に専念しないとマズイ!)

只でさえ崩れかかっている戦線、ここでもしティアナが落とされる事でもあれば敗北は必至である。

アスカは自分と、足を止めているティアナを守るようにバリアを展開する。

「スバル!」「わかってる!」

アスカを無視して二人は作戦を実行した。

スバルがウイングロードの上を走り、ガジェットの注意を引く。

(証明するんだ…特別な才能や凄い魔力が無くたって、一流の隊長達のいる部隊でだって、どんな危険な戦いだって!)

ガジェットの動きを目で追いつつ、ティアナは4発のカードリッジを消費した。

(アタシは、ランスターの弾丸はちゃんと撃ち抜けるんだって!)

「無茶だ!4発ロードは、お前もクロスミラージュも潰れるぞ!」

どう見ても限界を越えたロードだった。

異常な魔力がクロスミラージュから漏れ出てくる。

「撃てる!黙って見てて!」

スバルに注意が向いているガジェットに狙いを定めるティアナ。

クロスファイヤーの体勢。

だが、普段のクロスファイヤーが3発に対し、今回は12発の魔力弾。その全てが多重弾核だ。

「クロスファイヤー!」

「やめろ!」

「シュウゥゥゥゥト!」

アスカの制止を振り切り、ティアナは引き金を引いた。

12発の魔力弾がガジェットに襲いかかる!

「ラピ、弾丸の軌道計算!フラッシュムーブスタンバイ!」

射撃と同時にアスカはラピッドガーディアンの命令を出す。

その間にも、ティアナの魔力弾はガジェットを次々と破壊していく。

(やっぱり!弾丸の軌道が少しずつズレてきている!)

ラピッドガーディアンからの情報がアスカの頭に流れ込んでくる。

ティアナの魔力弾は、確かにガジェットを破壊している。

だが、初弾に比べ後ろの方になるにつれて、ガジェットの中心に当たっていた魔力弾は外側へ逸れるようになり、一部を破壊しても行動不能のは至らなくなる。

そして、最後の1発は大きく逸れてしまった。

逸れた魔力弾の先には、ガジェットの注意を引いているスバルの背中があった。

気配を感じたスバルが振り返ると同時に、魔力弾を目視する。

「あ!」

避けられない!

アスカの判断は早かった。

「フラッシュムーブ!」

スバルが振り向いたと同時くらいに、アスカ最速の魔法が発動する。

瞬時にスバルと魔力弾の間にアスカが滑り込む。

だが……

(バリア……間に合わない!肩!)

アスカはバリア展開が出来ないと判断する
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