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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十四話 ホテルアグスタ 4
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の指示に戸惑うエリオ。練習でも模擬戦でも、ティアナが前に出た事はなかったからだ。

ティアナはエリオの返事を待たずに行動に出る。

「スバル、クロスシフトA、行くわよ!」「おう!」

阿吽の呼吸でスバルが答える。

「クロスシフトAって、この混戦じゃ無理です!下がってください、ティアさん!」

エリオが止める間もなく、ティアナはスバルとのコンビネーションに入ってしまった。

「マズイ!キャロ、バリアブーストお願い!」

「う、うん!」

キャロはエリオにバリアブーストを掛けた。

本来なら、スピードブーストを掛けて敵を翻弄するのがエリオの仕事だったが、それではキャロを守る者がいなくなってしまう。

「…!分断する!」

キャロを守る為、その場に留まるエリオ。

だが、その為にスターズとの距離が離れてしまった。

「アスカさん、戻ってきてください!このままじゃ、全滅します!」





エリオは足を止めてキャロの護衛に徹する。

反撃は主にフリードのブラストフレアだが、ガジェットには当たらない。

「ティアさん、どうして…」

エリオはガジェットのレーザーをストラーダで叩き落とす。

ライトニングの二人にはティアナの行動が理解できなかった。

「エリオ君、防衛ラインを下げようよ!態勢を立て直さないと反撃に移れないよ!」

「ダメだよ。前線を上げてティアさんが下がらないと総崩れになっちゃう。せめてアスカさんがいてくれたら…」

だが、頼みのアスカはいない。その時だった。

「エリオ、キャロ!」

駆けつけたアスカが二人の前にバリアを張る。

「「アスカさん!」」

「待たせ…って、ティアナのヤツ、何をやってんだ!」

その現状を見て、アスカは思わず叫んだ。

センターガードが普段ではありえないぐらい前にティアナがいるのだ。

「キャロ、エリオを指揮して戦線を維持してくれ。オレはティアナを下げさせる!」

そう言うが早いか、アスカはバリアを射出してガジェットを追い払う。

「わ、私がですか!?」

「難しく考えるな!危ないと思った事をエリオに教えるんだ!エリオ、キャロを守ってくれ!」

「「は、はい!」」

ガジェットを牽制しつつ、アスカは二人に指示を出す。

そして、その返事を聞くと、ティアナに向かって走り出した。

「このバカ野郎!」

エリアルダッシュでティアナに接近するアスカ。

「下がれティアナ!何をやってる!」

「うるさい!邪魔しないで!」

アスカの言葉も、今のティアナには届かない。

「エリオ達をほったらかして何をやってんだよ!この混戦でクロスシフトAなんて無茶だ!」

「でき
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