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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十四話 ホテルアグスタ 4
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たからいいけどね!

「やれやれ、だ。ザフィーラさんは一緒じゃないんですか?」

「ザフィーラは残りのガジェットを片づけている。すぐに合流できるだろう」

そう言いながらも、副隊長は手を止めない。

ドンドンガジェットの残骸が増えていく。

これ、後で片づけなきゃダメだよね?オレ達がやるのか?

「……それまで休んでようかな…」

後のことを考えて鬱になっていたら、

『アスカさん!戻ってこれませんか!』

エリオ?緊急回線で念話だと?

『どうしたんだ、エリオ!何があった?』

オレは不安を押し殺して念話を返す。

『ティアさんが…前に出て防衛ラインを維持する事ができません!』

「ティアナが前にって…『待ってろ、すぐ行く!』シグナム副隊長!」

「行け!ここはもう大丈夫だ!」

同じ念話を傍受していた副隊長が許可をくれた。

「お願いします!」

オレはエリアルダッシュで再びホテル正面に向かって走り出す。

頼む、間に合ってくれ!





outside






時間は少し遡る。

アスカが抜けて、4人での防衛となったフォワードメンバー。

一進一退の攻防を繰り広げる。

「エリオ、スバルのフォロー!キャロ、バリア!」

指示を出しながら自らも魔力弾を撃つティアナ。だが、ガジェットはそれを難なく躱す。

それどころか、ミサイルポッドから誘導ミサイルで反撃にでるガジェット。

「くっ!」

ティアナは魔力弾で全てのミサイルを撃ち落とす。

だが、ホッとする間もない。

「ティアさん!」

キャロの声に反応したティアナが、後方に回り込んだガジェットのレーザーを避ける。

再びクロスミラージュで反撃するが、魔力弾は全てAMFに防がれた。

攻め込まれはしないが、こちら側も攻め込む事ができないシーソーゲームが繰り広げられている。

「防衛ライン、もう少し持ちこたえててね!ヴィータ副隊長がすぐに戻ってくるから!」

シャマルがそう励ますが、ティアナには逆効果だった。

(それじゃ意味が無い!アタシがこの状況を打破してみせる!)

ガジェットを牽制しつつ、ティアナが前に出る。

「守ってばかりじゃ行き詰まります!ちゃんと全機落とします!」

その言葉にシャーリーが慌てた。

『ティ、ティアナ、大丈夫?無茶しないで!』

「大丈夫です!毎日毎晩練習してきたんですから!」

『そ、そういう事じゃなくて!』

シャーリーの心配をよそに、ティアナはエリオに指示を出した。

「エリオ、センターに下がって。アタシとスバルのツートップで行く!」

「え?ツートップって…」


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