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提督はBarにいる・外伝
ほっぽと鯉のぼり・終わり
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た深海棲艦が一人。


〜数日後〜

「なぁ長門、説明してくれ。こりゃ一体どういう事だ?」

 ブルネイの鎮守府、執務室。そこには険しい顔の提督と、呆然といった顔の出撃していた艦娘達。

「いや、実はな……帰投中にこの巨大なプレゼント箱を発見してな。送り先はこの鎮守府になっていたので回収してきたのだ。」

 と、長門さん。

「えぇ、間違いないわ。もしかしたらほっぽちゃんからのお礼かな〜と思って。」

 と、苦笑いしている陸奥さん。

「少し重かったし、危険物の可能性もあったが、一応鎮守府宛だったのでな。ここまで持ってくるまでは未開封だった。」

 真面目な顔で艤装を展開したままの武蔵さん。

「……そうか、これは夢か。はたまたどっきりか?あぁ、ジョークという可能性も…」

「すいません提督、紛れもない現実です。認めたくないかも知れませんが。」

 現実逃避をしようとする提督を、大和さんが引き戻します。

「……で、どうします提督?」

「どうします?って言われてもなぁ。」

「一応これはプレゼントで良いのでしょうか?これは。」

 一航戦の二人を含め、7人の視線の先……プレゼント箱の中にあった、否、『居た』のは……

「戦艦レ級です!宜しくお願いします!」

 満面の笑みを浮かべた戦艦レ級が入ってました。わけがわからないよ……

「悪いがややこしくなりそうだから帰ってくれ。」

「え〜、なんでだよぉ。ここに置いてよぉ。提督の美味しい料理もっと食べたい〜〜!」

「お礼じゃなくて結局目的それじゃねぇか!カエレッ!」

 レ級は無事(?)送り返され、更に数日後鎮守府に蟹が大量に送り届けられたのは、また別の話。

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