738部分:第百十一話 鮮血の嵐その四
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だった。ミシェイルはもう一方の膝もつきがくりと頭を垂れた。それで全ては終わりだった。彼は遂に倒れたのであった。
アフロディーテはそれを見届けてからまた先に進むのだった。そして次の戦いに向かう。彼の戦いはこれで終わりではなかった。
その闘いを見ていたのはである。彼等だった。彼等はアフロディーテとミシェイルの闘いも見てだ。そのうえでそれぞれ言うのであった。
「今度は戦いは聖闘士が強いな」
「勝利を収め続けているわね」
「思った以上にやる」
水面に映るその戦いを黄金の酒や林檎を傍に置いたうえでのやり取りだった。戦いを見ながらくつろいだものすらそこにはあった。
「そう言うべきだろうか」
「そうだな。そう言うべきだな」
「確かにな」
「危ういと思っていても」
それでもだというのだ。
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