第一章
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行ったのはな」
「あのお店のママ実は私も高校時代の友達なの」
「ほう、そうだったのか」
「加奈子ちゃんね、あの娘が笑いながら私に電話してきたのよ」
「ママには手を出していないぞ」
こう娘に言う。実はまだ健在の妻の三十代の頃そのままのやや色黒だが面長ですっきりした鼻立ちと奥二重のアーモンド型の目にしっかりとした眉と小さな唇、黒のロングヘアの面立ちを見つつ。背は一五七程だ。
「誓っていうが」
「当たり前よ、娘の友達に手を出すなんて」
「ははは、畜生だな」
「そうよ、けれどそもそもね」
「七十過ぎて若い娘と遊ぶことがか」
「幾らお母さんが大目に見ていてもよ」
「母さんは浮気は男の甲斐性と言ってくれるからな」
ついでに言うと酒やギャンブルもだ、どうかしている位に器が大きい。少なくともこうした妻はおそらく一万人か十万人に一人であろう。
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