732部分:第百十話 薔薇の毒その三
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身体の周りからあの霧が起こってきたのだった。
「ポイズンブレスですか」
「これはほんの挨拶だ」
その毒霧の中での言葉だった。
「もっとも貴様には毒は効かないようだがな」
「おわかりですか」
「何故毒が効かないかだ」
ミシェイルの言葉が強いものになった。
「それだ」
「私の薔薇には毒があります」
その手に紅薔薇を持っての言葉だ。薔薇はその美しい姿を見せている。しかしその美の裏に何があるのかはもうミシェイルも知っていた。
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