外伝 ダンまち編 その3
[4/37]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「…懐かしいですね」
アオの言葉にソラとシリカも言葉を発した。
「うん、私がパンドラだよっ!やっぱりアオくんだよねっ」
抱きっ!
「「「は?」」」
その後幾つか質問する。
この世界は神様が人間の傍まで降りてきて生活していると言う。
そして神様は気に入った人間に恩恵を与え、その見返りに養ってもらっていると言う。
で、彼女の話では、彼女の眷属にアオと言う人物が居て、少し前からその存在が消えうせてしまったそうだ。
それで必死に探していた所にこのアオに出会ったと言う事らしい。
「どう言う事?」
代表して質問したソラの言葉に皆の視線がアオへと集まる。
「さあ?…ただ、自分の中に何か変なしこり?が有るのは確かだよ」
ほんの些細な事で、注意しなければ分らないけれど、とアオ。
「ねえ、パンドラ。本当にあなたの恩恵はこのアオから感じられるの?」
「う、うん…間違いないよ。私の恩恵は確かにこの子から感じるから」
私が恩恵を与えたのは過去にはアオくん一人だけだからね、とパンドラが言う。
「それを証明できるのは」
「あるデスか?」
そう調と切歌が問いかけた。
「う、うん…背中を見せて。私の血に反応してステイタスが浮かび上がるはずだよ」
言われてパンドラは答えた。
「ステイタス…ねぇ」
誰の人の目の入らない裏路じにて、アオは上半身の服を脱ぎパンドラに背中を向けた。
じーっ
「何?」
「あ、ああのっ!!な、なんでもっ!み…見てないからっ」
響は両手でその顔を隠すが、開かれた手のひらからはしっかりその視線が注がれていた。
「あら、新鮮ね」
「そうですね…」
ソラとシリカがなんか複雑そうな表情で呟く。調と切歌も響と似たような反応だった。
「はいっと」
すぅっとアオの背中にステイタスが浮かび上がるが…
「何…これ…文字化け…?それに…この神力は…?」
浮かび上がったステイタス。しかし半分以上が文字が乱れて読み取れなかった。
「どう言う事?」
とソラが呟く。
「さあ?ただ、混ざった…と言った所かな」
そうアオが答えた。
「まざった?」
シリカが独り言の様にもらすが、その表情は心配そうだ。
「大丈夫なの?」
ソラが聞く。
「まぁ、特に変調を感じない。むしろスキルが増えているくらいだ。これはソラも経験が有るだろう?」
「それは、まぁ…」
いつの間にか知らないスキルが増えている事が過去に数度あった。今回の事もそれの一旦。つまり、この女神の知り合いのアオと言う人物はたぶん…
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ