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奇妙な暗殺教室
片鱗の時間
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さんのこと殺すんじゃないかって思ったもん」




「うん……正直ど怒りの殺せんせー並みに怖かった」




確かに…正直俺もやり過ぎたと思う。事実俺は途中までビッチを殺す気だったし…まぁ昔に比べたらまだマシになったと思う。



俺は偶に今まで溜め込んだストレスがピークになったり、俺のブチきれるポイントをドンピシャに疲れるとあんな風に爆発してあんな感じで憂さ晴らしをしてしまう。俺の悪い癖だ直さないとマジで人を殺しかねない




「昔からそんなんだよ……最近はそうでもないがひどい時だと相手を半殺しにするまで自分を止められなくなる。気づいた時でには返り血で血まみれになった俺となんでか知らないが死にかけな状態で倒れている…なんてしょっちゅうあった。」




「あーそう言えば……去年、椚ヶ丘で高校生が金を全て巻き上げられた挙句半殺しにあった高校生がいたっけ。しかも恐怖の余り精神が崩壊したって話…犯人はジョジョだったのか〜納得」




((((納得じゃあねーよ!!!!))))




この時聞き耳を立てて話を聞いていた連中は授業終了後に人を集めてジョジョを絶対に怒られてはならないという暗黙のルールが制定されたのは言うまでもない。





「次は…東城丈一郎!」




「ん?…それじゃあ行ってくるわ」




3日前からクラスの話題の中心になっていて午前中にビッチが連れてきた屈強な男を一撃で倒し得体の知れないナニカを見せた東城丈一郎。片や未だクラスの誰一人としてナイフを掠ることすら出来ない超人ともいえる烏間先生。どちらが勝ってもおかしくない勝負にクラスの視線が集まっていた。





「遠慮は要らん…全力でこい」




「それじゃあ……俺の能力を全て使ってあんたをブチのめします」




丈一郎が右手にナイフを持ち構えると二人の間の空気がドンドン重くなる……まるで西部劇のガンマンが決闘の如くピリピリと張り詰めた空気が漂う。






(へー…やっぱり俺の威圧じゃあビビらないか……しかも、さっきからクラスメイトのナイフを捌く訓練の動きからして、今の俺じゃあ普通に戦っても勝ち目はない程格上の相手…。なら、ここは孫子の凡そ戦いは、正を以て合い、奇を以て勝つ。という言葉通り最初は定石通りの正法で様子を見つつ情況の変化に適応した奇法で勝つのが得策)






(やはり…報告書どおり喧嘩なれしているだけあって荒削りだが隙がないとても中学生とは思えない。それにさっき男を倒した時の研ぎ澄まされた技術…身に纏う雰囲気…威圧感…どれを取っても精鋭軍人のソレと比べても遜色ない。心して掛からなければ)




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