片鱗の時間
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ないといけなくなったな
そして1時間目の授業が予定よりも早く終わり、そとで気分転換でもしようという殺せんせーの提案で俺たちは全員で外のグラウンドでサッカーのリフティングと暗殺を織り交ぜた遊びをやっていた。
「へいパス!」
「へい暗殺!」
パスと暗殺を織り交ぜながら楽しんでいる中、奴は現れた。
「殺せんせー、足がとてもお速いんですって?私一度ベトナムコーヒーを飲みたかったの。英語の授業をしている間に買って来てくださる?」
奴が殺せんせーに上目遣いで頼み込む…正直なまじ奴の本性を知っているからその行為1つ1つが癪に触る
「えぇお安い御用です。ベトナムに良い店を知っていますから」
殺せんせーはそう言うとマッハでベトナムコーヒーを買いに行った。
「イリーナ先生、教室戻ります?授業始まるし。」
クラス委員の磯貝は相手に気を使い丁寧な言葉で問いかけた。だが、
「気安くファーストネームで呼ばないでくれる?それにあのタコの前以外で先生を演じるつもりは無いわ。私のことはイエラビッチお姉様と呼びなさい。ああ授業?適当に自習でもしてなさい。」
さっきまでの男ウケが良い(?)態度から一変して、タバコを吹かし養豚場のブタでもみるかのように冷たく残酷な目で俺たちを見下し始めた。まさに悪女…ビッチの極みだ。
「で、どーすんの、ビッチねえさん。」
「略すな!」
「見た所喧嘩じゃあ俺にも劣りそうなのに、クラス総掛かりで殺れないモンスター、あんた一人で殺れんの?」
カルマの言うことは最もなことだった。ハニートラップを使った暗殺は油断した人間にはこの上ない手段だ。しかし、ターゲットは最高速度マッハ20の超生物とても目の前にいる彼女が殺せるとは思えなかった。
「ふ、ガキね、大人には、大人の殺り方があるのよ。そうね……潮田渚ってあんたよね?」
ビッチはそう言い渚を手招き、自分の側に渚を呼び寄せた。
「な、何ですか?」
警告しながらも渚は近寄る。そして次の瞬間
「んん……んぅぅぅ!?」
渚がキスされた。しかもただのキスじゃあない。下を入れるディープなキスだ。しかも上手すぎて気絶してる。
そんな光景をカルマ辺りは面白そうに見ているが何人かのウブな連中は手で目を隠している。ん?…俺か?俺は当然前者だ。
「あんたあのタコの情報を持っているんですって?その情報が聞きたいから後で職員室に来なさい。他に情報を持っている奴は来なさい。ご褒
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