明石さん@自重しない
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「大体何ですかコレ!ローテーションて、事務作業か何かですか!?しかもこの週の日曜!今週“は”休みって……“は”って何ですか“は”って!下手すりゃ一週間毎日搾り取られる週もあるって事ですか!」
明石の暴走は止まらない……というより、先程よりも勢い付いている。
「ちょっといいかしら?」
そんな明石に対して、淡々とした語り口で挙手をするのは雲龍。正規空母の中でも提督への執着心No.1と噂される彼女が、何を語るのか。
「そのローテーション表は提督も納得の上で作られた物のハズ。だったら、明石が口を挟むのはお門違いじゃないかしら?」
「うぐ……だから、私は提督を含めて皆さんの体調管理を任されている者として…」
「それなら、私達は心配要らないわ。提督からの栄養補給(意味深)で元気だもの」
援護射撃をしてきたのは、まさかの加賀。提督から搾り取っておいて栄養補給も何もないと思うのだが、そもそもアレは栄養分足り得るのか?という突っ込みはともかく。
「一番搾り取ってる回数が多い加賀さんがそういう事言ってたら台無しですよもう!ですから、私はアンタ等よりも提督の体調を心配してるんですっ!」
更にヒートアップしていく明石に対して、まるで闘牛士のようにそれを往なす加賀と雲龍。
「でもさぁ、実際のトコ検査では異常無いんでしょ?」
瑞鶴もそこに口を挟んだ。確かに、明石本人が検査をして『異常無し』と太鼓判を押している。それなのにこの反応というのは少し妙な物がある。
「そうよねぇ、さっき自分で異常ありませ〜んって言ったのに」
陸奥もそこに疑問を持ったのか、疑いの眼差しを明石に向ける。何しろ、トンデモギミックを鎮守府中に仕込んでしまうようなマッドサイエンティスト・明石である。提督の検査にも手抜かりがあろうはずがない。
「もしかして……明石も提督にホの字だったりして?」
飛龍の一言が核心を突いたらしい。途端に真っ赤になってそっぽを向く明石。対して飛龍はからかいのつもりで言っていたらしく、地雷を踏んだとばかりに『やっちまった』という表情をしている。
「えぇそうです、そうですともっ!私も提督に惚れてるんです!でも私は工作艦……錬度を上げる機会なんて演習くらいしか無いんですよ!?それで私がケッコンする頃には枯れてたらどうするんですか!」
「だったらそれを何とかするのがメディカルスタッフの貴女の仕事じゃないのかしら?」
「枯れる一番の原因になってそうな加賀さんに言われたくないです!」
「私だけじゃないわ、赤城さんもよ」
「なんですか、提督のジョイスティックで協力プレイですか!?私は触った事すら無いのに……ズルい!」
とんでもない会話をしている気がするが、明
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