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提督はBarにいる。
オトコ持ちのから騒ぎ!?・その2
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提督は、スプーンと氷水を準備し始めた。

「よ〜し、火を止めていいぞ。お次はスプーンを2本使ってわらび餅を一口大に丸めて、氷水に落として冷やす」

「素手じゃダメなの?」

「チャレンジしてもいいが、死ぬほど熱いぞ?」

「HAHAHA、まさかそんな訳……うぁっつぁ!」

 さ〇まさんかお前は、とツッコミを入れたくなる位に見事な否定からのリアクション芸だった。金剛は涙目になりながら、流水で手を冷やしている。

「だから言ったろうに……アホ」

 と、提督は冷やかな視線を送っている。ともかく、冷やしたわらび餅は盛り付けて、きな粉とみつをかければ完成である。




「大丈夫か?手は」

「こんなの平気デース!さぁ、次は何を作るんですか?」

「まぁ、大丈夫ならいいが……お次は洋菓子。あんこ入りのベイクドチーズケーキを作るぞ」


《和と洋のコラボレーション!あんこ入りチーズケーキ》

・クリームチーズ:100g

・グラニュー糖:30g

・卵:1個

・コーンスターチ:大さじ1

・ヨーグルト:70g

・生クリーム:80cc

・こしあん:160gくらい

・ビスケット:8枚


「あんことチーズってそもそも合うの?」

「あんことバターが定番化してきてるだろ?乳製品との相性は案外悪くねぇのさ」

 そう言いながら提督は計量したクリームチーズを軽くレンジでチンしていく。本来なら冷蔵庫から出して室温に戻しておくらしいのだが、今回は突発的な話だったので応急措置だそうだ。

「柔らかくなったクリームチーズを泡立て器を使ってほぐしてクリーム状にする。そこにグラニュー糖を加えて更に練る……金剛、卵割って溶いておいてくれ」

「OK、任されたヨ」

 提督の指示に応じながら、金剛は卵を割って溶いていく。グラニュー糖とクリームチーズが馴染んだら、溶き卵を数回に分けてチーズ生地に加えて混ぜ合わせる。

「お次はヨーグルトと、生クリームを50cc加えて更に混ぜてやる」

「生クリーム残ってるけど?」

「これは別の物に使うんだよ。いいからさっさと混ぜる」

 ブゥ、と口から不満を漏らしながら混ぜ合わせていく金剛。対して提督は反応せずにこしあんをボウルに移して、そこに先程残しておいた生クリームを合わせた。こしあんの塊を潰すようにしながら生クリームと混ぜていく。出来上がっていくあんこクリームとでも呼ぶべき代物は、それだけでも美味しそうだ。そのままパンや餅に付けても美味いだろう。

「そっちは混ざったか?」

「う、うん。こっちはOKネ」

 まさか作ってる最中の材料が美味しそうだからくれ、とは言えず金剛は黙り込んだ。

「んじゃ、コーンス
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