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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第547話】
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なければと思う――とはいえ、【夫婦の営み】は痛いものだと黒ウサギ隊の隊員に訊いてるため、戸惑いも感じていた。
ぐるぐると悩むラウラ――一方、未来や美冬、美春の三人はこの場に居ない。
その理由も先日第六アリーナが復旧したということもあって新たに入学したエレン・エメラルドと交流も兼ねて模擬戦を行っていた。
篠ノ之箒も今この場には居ない、未熟な自身の精神鍛練の為に、剣道場で静座していた。
最後に更識簪――彼女は皆と一緒に様子を見ているものの、どうしたものかと悩んでいた。
以前の無礼な振舞いや言動を謝っていないからだ、全く謝っていないわけではないのだが、ちゃんと謝ってるわけではなく、機会があれば二人きりの時に――と思うものの、姉がヒルトと仲良くしているのを見てるとモヤモヤと胸が締め付けられそうになっていた。
異を決し、簪は窓を開けて――「お邪魔、します」――と、そのまま楽しく談笑していた二人の合間に入った。
驚きの表情を見せる一同――特に内向的な簪がそんな大胆な行動をするとは思わず、目を見開く楯無。
「ぅぉっ!? か、簪、ここ、三階――」
ヒルトが驚きながらそう告げるも、その身に纏うISを見て納得した――というか、それと同時に鈴音、セシリア、シャル、ラウラの姿も見つけ、思わず頭を抱えそうになる。
「か、簪ちゃん!? な、な、何してるのかしらっ? お、お姉ちゃんは感心しないわよ、い、いきなり三階の窓を開けて入るなんてっ」
そう告げる楯無の言葉、悪いこととは分かっているものの、聞かずにはいられなかった――二人の関係を。
「……二人は、付き合ってる?」
「付き合ってる……って?」
ヒルトが聞き返すと、唇を真一文字に結び、一拍置いてから口を開いた。
「男女、交際……」
言葉を口にするのは重たかった、だけど聞かずにはいられなかった簪。
その言葉に、互いに顔を合わせたヒルトと楯無――徐々に頬を赤らめていく楯無とは違い、ヒルトの表情を読み取る事は出来なかった一同。
「ん、付き合ってるって訳じゃないが――というか、楯無さんまだ入院長引いてるから見舞いに来たってだけさ、これがな」
その言葉に安堵の表情を浮かべた簪とは対象に、楯無は僅かに頬を膨らませていた――複雑な乙女心、肘鉄でもくらわせようかと思うものの私の為に見舞いに来てくれたのも事実、どうでもいい【存在】だったらそもそもここまで気にかけないもの――そう思えば少しは心が軽くなった。
「そ、そう……。 ……よかった」
そう呟く簪に続き、病室に入ってくる四人、ISを解除すると鈴音は――。
「い、一応信じてあげるけど……だ、だ
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