■提督と艦娘達の夏休み〜浜遊び編・2〜
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を前提にしている為にアルコール度数の高いカクテルが多い。一度に大量に吸ったらそりゃ噎せ返るわな。
「ケホッケホッ……うぅ、酷いです…」
噎せながらも今度は少しずつマイタイを啜る榛名。しかし、顔を赤くしてうっすら涙を浮かべる榛名を見ていると、何というかこう……そそられる物がある。おっと、そんな邪な事を考えていないで仕事に移るとしよう。
「あら提督、いらしてたんですか?」
小屋の入り口を見ると、少し陽射しに疲れたような様子の扶桑が佇んでいた。紅白のワンピースタイプの水着に若草色の花柄のパーカー、それに黄色のパレオと色彩豊かな出で立ちだ。
「あぁ、ついさっき金剛に無理矢理引っ張って来られてな。それより扶桑は辛そうだが大丈夫か?」
「えぇ、ちょっと砂浜からの照り返しと直射日光で頭痛が……」
おっと、そりゃ良くねぇな。日射病や熱中症ってのは侮ると命の危険すらある。
「そりゃ大変だったな。そこの椅子に腰掛けて、少し休んでくといいや」
「すいません、じゃあお言葉に甘えて……」
ふぅ、と軽く溜め息を吐きながら席に着く扶桑。こういう症状の時には水分とミネラル、ビタミンの補給が優先される。……よし、ノンアルコールのトロピカルドリンクを作って出してやるとするか。夏らしくスイカを使ったトロピカルドリンクにしよう。
《爽やか!スイカのトロピカルドリンク》
・スイカ:種を取り除いて100g
・プレーンヨーグルト:100g
・きび砂糖:大さじ1
・ココナッツパウダー:大さじ2
・氷:一掴み
作り方は簡単、上記の材料をミキサーにぶちこんで、後は細かくなるまでミキサーにかけるだけ。今回はちょっとアレンジして、ミキサーにかける時に粗塩を2つまみ加えた。
「ほら、『塩スイカのトロピカルドリンク』だ。ゆっくりでいいから、飲んで休んどけ」
「ありがとうございます……あぁ、冷たくて優しい甘さ。身体に染み渡って行きます」
扶桑はそんな事を言いながら顔を綻ばせている。榛名がジト目でこっちを睨んでいる気がするが、気のせいという事にしておこう。
「ひゃ〜、あっちぃ〜!」
そんな事を叫びながら小屋の中に入ってきたの黄緑に黄色の水玉模様のビキニを着た長波だった。それに続けて夕雲、巻雲、朝霜、清霜、高波と、最近着任したばかりの沖波が続く。夕雲型はいつも一緒のイメージがあるが、それは遊びの時でも変わらんらしい……と思ったが、2〜3人足りないな。
「あれ、風雲と早霜、それに秋雲はどうした?」
秋雲は陽炎型なのだが、過去に夕雲型だと勘違いされていた事もあってか、夕雲型の面々と行動している事が多い。
「早霜の奴は間宮さんのトコで手伝
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