ガンダムW
1560話
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イクなんだろうが。
ともあれ、その何かを口にしようとした時、連合軍の兵士達が守っている部屋の前へと到着した。
当然の如くといった風に、兵士達は凛へと敬礼する。
うん、どうやら俺が思った以上に凛は連合軍の兵士達からの信頼を集めたらしい。
「ノベンタ元帥達に取り次ぎをお願いします」
「いえ、その必要はありません。貴方達が来たらすぐに通すように言われてますので」
そうして部屋の扉を開け……中に入った瞬間、俺達へと向けて大勢の視線が集まる。
その部屋、会議室の中には、ノベンタ、セプテム、ベンティといった、いつもの面子だけかと思ったら……全部で五十人くらいの軍人達の姿があった。
「おお、アクセル。君達シャドウミラーのおかげで、ニューエドワーズの基地の被害は少なくて済んだ。感謝する」
「ま、仕事だしな。それに連合軍のエアリーズ部隊もガンダムを抑えるのに十分な働きをしたんだ。そっちも褒めてやってくれ」
「はっはっは。勿論だとも」
そんなやり取りに、唖然としている軍人の姿も多い。
俺とノベンタの普段の会話を知らない者にしてみれば、所詮傭兵が連合軍の元帥を相手に対等の口を利いているのだから当然だろう。
かといって、そんな俺を咎めようにもノベンタは嬉しそうに笑っているし、ベンティも同様に笑みを浮かべている。そして強硬派筆頭のセプテムは笑ってはいないが、特に気にしている様子もない。
連合軍のトップ3が気にしてないのだから、俺に注意をする事も出来ず……
「それで、OZが本性を露わにしたんだって?」
その一言で、一瞬前まで笑っていたノベンタの表情が真面目なものに変わる。
「うむ。正直なところ、信じたくはなかったのだが、な。現在地球上にある、幾つもの基地がOZの奇襲を受けている」
「……そうか。それで、俺に……」
どうしろと? そう聞こうとした瞬間、部屋にあった通信モニタが起動する。
『大変です、ガンダムのパイロットが目を覚まして暴れています!』
軍医と思しき白衣を纏った者が映し出され、そう告げるのだった。
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