暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1560話
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息を吐く。

「あのね。襲うって言ったのは事実だけど、それは冗談だって言われたら、何の反論も出来ないのよ? 銃を持っている兵士が30人もいるのは色々と不自然だけど、ガンダムの襲撃があったから護衛の為……って言われれば、それは否定出来ないんだし」
「……MSを、それもガンダムを相手にして人間が持つような銃でどうにか出来るとは思えないけどな」

 リーオーのライフルや、エアリーズのチェーンライフルでも殆どダメージを受けない装甲だ。
 そこに人間が使うような銃で撃ったとしても、何の意味もないと思うんだが。

「で、その人達が会議場に乗り込むまで待って……それで一気に仕留めたわ。その方が、連合軍の人達も私達に恩を感じてくれるでしょ?」
「もしかして、そっちが本命だったのか?」

 自分達を襲撃予定だったのを未然に防いだというのと、実際に襲われたところを助けたのでは、明らかに後者の方がお手柄に見える。
 実際には未然に防ぐという方が難しいし、功績としても上なのは間違いないんだが。
 そんな俺の思いに、凛は微笑を浮かべるだけで何も答えない。
 そっちにも考えがあったのは間違いないな。

「それで、トレーズとレディ・アンはどうした? 俺が聞いた話だと、トレーズが総会を長引かせていたって言われたんだが?」
「残念ながら、そのドサクサに紛れて消えたわ。一応連合軍の方でも追っ手を出したみたいだけど、捕まえられてはいないんでしょうね」
「……惜しかったな」

 ここで一気にOZのトップを捕らえる事が出来ていれば、これから先の展開は幾らか楽になったんだが。
 それと、トレーズ教の狂信者のレディ・アンもここで捕らえる事が出来ていれば、暴走されるような事もなかったんだが。
 にしても……なるほど。
 さっきから兵士達が凛に対して憧れや尊敬の眼差しを向けているが、どうやらそれが理由だったらしい。
 1人で30人の武装した兵士を倒した人物……それもちょっと見る事が出来ないくらいの美人ともなれば、今の状況も当然なのだろう。
 そして俺に向けられてくる嫉妬の視線。
 ……あれ? 俺、一応ガンダム3機を相手にして、互角以上に戦ってたよな?
 しかもそのうちの1機を鹵獲してるし。
 一応それなりに手柄を挙げているつもりなんだが、何で凛に向けられる視線は好意的なもので、俺に向けられる視線は嫉妬なんだ?
 まぁ、この建物の中にいるのは、実際に凛が活躍している光景をその目にして、俺が活躍した光景は見てない……からか?
 そして凛は、俺に向けて少しだけ自慢げな視線を向けてくる。

「とにかく、OZの方はこれで反逆決定な訳だ」
「でしょうね。……ただ……」

 何かを言おうとした凛。
 いや、その何かってのは多分オペレーション・デイブレ
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