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ひぐらし 幸せ満し編
コスプレ鬼ごっこ 前篇
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沙都子はトラップを付け終り、自身の机に戻ることにする。

「ちょっと、レナ達のヤツめ・・・おじさんを置いて行きやがって・・・」

 魅音自身、レナパンを受けて忘れているのか、素で忘れているのか、そのままドアを開けた瞬間であった・・・
 ドアに付いていた紐が切れて、テニスや野球を発射する装置が発動し、魅音目掛けて、数発ゴムボールが発射された。

「ぐへぇ、ごふぅ・・・」

 幾らゴムボールとは言え、沙都子が変に改造してある装置である。威力は弱くしているのは、速度がかなり早い為、豪速球で連続発射されるかもしれない。
 その為、それらをまとも受けた魅音は、そのまま倒れて、普通の板を踏んでしまう。ガンっと板を顔面に直撃させてしまった・・・

「いたぁ・・・」

 そのまま、魅音は倒れてしまった。魅音の周りは、赤い血が流れていたが・・・
 ここまでいくと、ドッキリとか、トラップではなく、悪意ある虐めであるが、これがトラップなのだろう・・・

「お、おい、沙都子・・・相手を怪我させる気かよ」

「えっと、沙都子ちゃん。これを圭一君にしようとしたのかな?」

「へぇ? あぁ・・・少しイタズラで済ませようとしましょうとしたんですど・・・」

 沙都子はおどおどとして、どうすればいいのかと思い、沙都子達は魅音の介抱をしていると・・・

「えぇ、今日の授業を・・・貴方達、何やっているんですか!」

 そこに知恵先生が運悪く来たのであった・・・

「園崎魅音さん。大丈夫ですか! これは何があったんですか!?」

「えっと、実は・・・」

「沙都子がトラップを仕掛けて、魅音を怪我させました」

 沙都子が答える前に、沙都子を指さして言ったのは公由真夕であった。

「本当ですか! 北条さん!!」

 知恵先生も真夕に言われ、沙都子を見つめていた。「沙都子、正直に答えたら?」と真夕も沙都子を見つめていた。
 それに観念したのか、「・・・はい、私がやりましたわ」と認めたのであった。

「北条さん、罠を仕掛けるのは、校長も容認していますが、相手を怪我させる物は駄目ですよ! いいですね!!」

「はい、ゴメンナサイですわ」

「沙都子、魅音が目を覚ましたら、ちゃんと謝りなさい」

「・・・はい」

 公由家の孫だからなのか、当主の時の魅音の時の様に迫力があり、私ですら、怯えそうであった・

「それと圭一、魅音を運ぶの手伝って?」

「え? お、おぅ・・・」

「じゃあ、僕も手伝うよ。男二人なら、簡単に運べるだろうし、沙都子を注意できなかった僕にも非があるから・・・」


「悟志はいいよ。本来なら、私が注意するべきだったから」

「そうですよ、悟志くん。真夕さんに連れられた
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