コスプレ鬼ごっこ 前篇
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
沙都子はトラップを付け終り、自身の机に戻ることにする。
「ちょっと、レナ達のヤツめ・・・おじさんを置いて行きやがって・・・」
魅音自身、レナパンを受けて忘れているのか、素で忘れているのか、そのままドアを開けた瞬間であった・・・
ドアに付いていた紐が切れて、テニスや野球を発射する装置が発動し、魅音目掛けて、数発ゴムボールが発射された。
「ぐへぇ、ごふぅ・・・」
幾らゴムボールとは言え、沙都子が変に改造してある装置である。威力は弱くしているのは、速度がかなり早い為、豪速球で連続発射されるかもしれない。
その為、それらをまとも受けた魅音は、そのまま倒れて、普通の板を踏んでしまう。ガンっと板を顔面に直撃させてしまった・・・
「いたぁ・・・」
そのまま、魅音は倒れてしまった。魅音の周りは、赤い血が流れていたが・・・
ここまでいくと、ドッキリとか、トラップではなく、悪意ある虐めであるが、これがトラップなのだろう・・・
「お、おい、沙都子・・・相手を怪我させる気かよ」
「えっと、沙都子ちゃん。これを圭一君にしようとしたのかな?」
「へぇ? あぁ・・・少しイタズラで済ませようとしましょうとしたんですど・・・」
沙都子はおどおどとして、どうすればいいのかと思い、沙都子達は魅音の介抱をしていると・・・
「えぇ、今日の授業を・・・貴方達、何やっているんですか!」
そこに知恵先生が運悪く来たのであった・・・
「園崎魅音さん。大丈夫ですか! これは何があったんですか!?」
「えっと、実は・・・」
「沙都子がトラップを仕掛けて、魅音を怪我させました」
沙都子が答える前に、沙都子を指さして言ったのは公由真夕であった。
「本当ですか! 北条さん!!」
知恵先生も真夕に言われ、沙都子を見つめていた。「沙都子、正直に答えたら?」と真夕も沙都子を見つめていた。
それに観念したのか、「・・・はい、私がやりましたわ」と認めたのであった。
「北条さん、罠を仕掛けるのは、校長も容認していますが、相手を怪我させる物は駄目ですよ! いいですね!!」
「はい、ゴメンナサイですわ」
「沙都子、魅音が目を覚ましたら、ちゃんと謝りなさい」
「・・・はい」
公由家の孫だからなのか、当主の時の魅音の時の様に迫力があり、私ですら、怯えそうであった・
「それと圭一、魅音を運ぶの手伝って?」
「え? お、おぅ・・・」
「じゃあ、僕も手伝うよ。男二人なら、簡単に運べるだろうし、沙都子を注意できなかった僕にも非があるから・・・」
「悟志はいいよ。本来なら、私が注意するべきだったから」
「そうですよ、悟志くん。真夕さんに連れられた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ