725部分:第百八話 死の世界の前でその三
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一歩で勝利を収められたが」
「残念だったな」
また余裕の笑みを浮かべてみせるデスマスクだった。
「手前等にとってはな」
「あの時はライブラの武器があったな」
「しかし今は、っていうんだな」
「そうだ。今はないな」
「確かにそれはないさ」
それは言うデスマスクだった。
「それはな。しかしだ」
「しかし?」
「それでも俺は余裕で勝ってみせるぜ」
こうも言うのだった。
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