724部分:第百八話 死の世界の前でその二
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「そういうことだ。俺達が出る時はそうした時だ」
「では戦いで死ぬ犠牲を止むを得ないというのだな」
「そうだ」
今度の返答は一言だった。
「その通りだ。わかったな」
「それは貴様だけではないな」
「当たり前だ。黄金聖闘士全員だ」
彼だけではないというのである。
「俺達はそれだけのものを背負って出陣する。覚悟もな」
「では聞こう」
カナンの問いは続く。
「キャンサー、貴様はその命を背負っているのか」
「巻き込まれた奴等の命をか」
「そうだ。背負っているのか」
問うのはこのことだった。
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