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提督はBarにいる。
提督と艦娘達の夏休み〜夏の午後編・1〜
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それ相応の対価をいただくです」

「糖分の追加配給を要求するです」

 いつも執務室の改造を頼んでいる妖精さんとの取引は、実にシンプルだ。彼ら(彼女らかも知れないが)は甘い物に目がない。改装が終わる度に手製のスイーツを振る舞ってきた。

「OK、冷凍庫が出来た暁には手製のアイスバーを振る舞う事を約束しよう」

「「「わ〜い!」」」

 喜色満面、といった表情で駆け出していく妖精さん達。これで一安心だろう。





「出来たのです」ドヤァ

 いや、急いで欲しいとは言ったけどよ……。

「まさか2、3時間で作ってくるとは」

「いつもの業務用サイズ冷蔵庫を冷凍庫にするだけでしたゆえ」

 少し気取った喋り方をして、自慢気だ。

「さぁ、早く報酬を払って頂くのです!」

「糖分だ〜糖分だ〜」

「提督のスイーツパラダイスや〜」

 早く作れ、とせっつかれてもアイスバーは凍らせる時間がかかる。

「解った解った、ただし今仕込んでも食えるのは明日だぞ?」

「「「「え〜」」」」

 アイスがそう簡単に出来てたまるか。……さて、落胆の色が隠せない妖精さん達には作り置きのクッキーで今日の所は我慢してもらいつつ、アイスバーの仕込みに移ろう。まずはフルーツの果肉入りのアイスバーから。

《食べ応えバッチリ!果肉入りアイスバー》※レシピの分量は全部4本分です

(みかんアイスバー)

・100%オレンジジュース:400cc

・みかんの缶詰:1/2缶

 使うのはアイスバー用の製作容器。最近だとダ〇ソーをはじめとする100円ショップなんかでも売ってるから手軽だぞ。みかんの缶詰のシロップを軽く切り、アイスバー容器に分けて入れ、そこにオレンジジュースを注ぐ。後は棒を刺して冷凍庫で一晩凍らせるだけ。

(アップルパインアイスバー)

・100%リンゴジュース:300cc

・パインの缶詰:4枚

 入れるフルーツと使うジュースが違う組み合わせも面白いぞ。缶詰のパインスライスを、半分か4等分位にしてアイスバー容器に。そこにリンゴジュースを注いで、これまた冷凍庫で一晩。リンゴも試したんだが、凍らせるとパサついて美味しくなかったのでオススメは出来ん。

(ぶどうアイスバー)

・100%ブドウジュース:300cc

・ブドウ(種無しの巨峰辺りがオススメ):40g位

 ブドウは食べやすい大きさにカット。皮は剥かない方が美味いが、種は取り除こう。後はジュースを注いで棒を刺して、冷凍庫に。補足だが、使うジュースは100%果汁の物をオススメしておく。他のジュースでもいいんだが、味がぼやけやすい。食べ応え重視で果肉を入れてあるが、勿論ジュースだけ凍らせても美味いぞ。
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