提督と艦娘達の夏休み〜BBQ大会編・2〜
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か傍らにあったら最高だろう。ところで司令官、ウォッカはまだかい?」
いやいや待て待て、サラッと流してるがまさか雷まで酒を飲むようになっちまったのか?
「えぇ、この間の隼鷹さんの講習会をキッカケに、響に教わりながら少しずつね。最初は苦かったけど、慣れると美味しいわねお酒って!」
お前もか、雷よ……。ウチの鎮守府の飲兵衛共による汚染の拡がり方速すぎねぇか?というか響、背後でどや顔しない。そんな所にタイミング良く、山城と第七駆逐隊の面々が厨房から戻ってきた。
「ホラ、持ってきてあげたわよクソ提督!」
「氷も大量ですよ〜っと」
「お塩もたっぷり、貰って来ました〜」
用意したのはごみバケツ等に使う大きなポリバケツに、大量の氷と塩。これを使ってドリンクを冷やす即席サーバーを作るのだ。
熱々のバーベキューを食べるのに、ぬるいビールなんてのは論外だ。瓶をキンキンに冷やすには、それなりの努力が必要だ。まずはポリバケツの底に氷をザラザラと流し込む。そこに塩を満遍なくふりかけ、そこに凍らせたビールやドリンク類を入れる。炭酸飲料は凍らせられないが、ビールは凍らせてもそれほど炭酸が抜けない。なので、持参する半数を凍らせて、後半に飲む分兼保冷剤にしてしまおうという訳だ。その上に再び氷と塩。再び凍らせたドリンク、氷と塩……といった具合に層を作り、一番上に凍らせていないドリンクを並べて氷で蓋をする。こうすれば半日はキンキンに冷えた飲み物が飲める。クーラーボックスなんかでも応用できるからオススメだ。
「でもご主人様、すぐ飲みたいのに冷えてねぇ時はどうするんです?」
これもあるあるだな。今すぐ冷えたのが飲みたいのに冷えてない!泣きたくなるねぇ。大丈夫、そんな時に使えるアイテムをご紹介しよう。使うのはサーモスの缶クーラー(蓋付き)とスポーツ用のコールドスプレー。あ、缶クーラーは別に蓋付きならどこのメーカーでもいいぞ。使い方は缶クーラーに飲みたいドリンクの缶を入れて、コールドスプレーを5秒くらい噴射。蓋を閉めて2分くらい放置。蓋を開ければあら不思議、さっきまでぬるかったドリンクがキンキンに。注意する点としてはコールドスプレーの種類。中身が純粋な液体窒素の物を使いましょう。そうじゃないと湿布臭い、お前はどこのルートビアだとツッコミを入れたくなる味わいの残念ドリンクを飲むハメになるので。
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