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提督はBarにいる。
提督と艦娘達の夏休み〜BBQ大会編・2〜
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をしていない正肉の他に、スペアリブや焼きとん用、等と書かれた大量のジップロックがあった。

「ウチの店でも串焼きやら焼き肉の注文は多いからな、暇な時に作り置きして冷凍してんだ」

「それにしても色々あるわね〜……あら?この『ムーピン』って何かしら?」

「あ、電知ってるのです!白いカバさんみたいなアレですよね?」

 いや電、それはムーミンだろ。というツッコミは置いといて、ムーピンってのはタイの屋台風豚の串焼きの事だ。スパイシーな味付けで酒の肴にもご飯のお供にもいいぞ。

《エスニックな焼きとん・ムーピン!》※材料10本分

・豚肩ロース塊肉:500g

・焼き鳥用竹串:10本

・パクチーの根or茎:2本分

・にんにく:2片

・白胡椒:小さじ3/4

・きび砂糖:大さじ2

・100%果汁リンゴジュース:大さじ1

・ナンプラー:大さじ1.5

・醤油:大さじ1

・オイスターソース:大さじ1

 まずは漬けダレを作る。パクチーは葉を除いて根なら根を、茎なら茎を使用。適度な長さにカット。にんにくは縦に2つに割り、中心にある芽を取り除く。

 豚肉と竹串以外の材料をハンディブレンダーかミキサー等で細かくしながら混ぜ合わせる。本格的な味にしたいならきび砂糖でなくパームシュガーというナツメヤシ等の樹液から採れる砂糖を使おう。

 豚塊肉を7〜8mm幅にカット。タレを染み込みやすくするのと柔らかくする為に、包丁の先でカットした肉の表面を筋を切るようにしてプスプスと刺していく。筋切りが終わったらポリ袋に漬けダレとカットした肉を入れて、出来るだけ空気を抜きながら袋を結ぶ。液漏れ対策に袋は二重にすると安心だぞ。そのまま3〜4時間冷蔵庫に放置。

 後は竹串1本に対して2枚くらいの感じで串を打ち、焼くだけなのだが、ウチの店では串打ちをした状態でタレと共にジップロックに入れて冷凍。バーベキューに行くときは朝から室温解凍、すぐ食べるにはレンジでチンしてから網か鉄板で焼こう。

「ホレ、味見用」

 焼き上がったムーピンを2本、雷と電に手渡してやる。付いている肉は4枚。ちょうど姉妹の分だ。2人は仲良く1枚ずつ姉妹に渡し、同時にガブリ。

「辛い!これ辛すぎるわよ司令官!」

「そうかぁ?……あぁそうか、暁はお子ちゃま舌だからなぁ。お前にはまだ早かったか」

 むぅ〜!と涙目でむくれている暁同様、噎せているのは電。

「わ、私にもちょっと辛いのです……」

 ケホッケホッ、とうっすら涙を浮かべている電を見ていると、凄い罪悪感を感じるんだが。逆に平然としているのは雷と響。

「確かにこれはお酒に合いそうな味ね!どう思う?響」

「そうだね……キンキンに冷えたビールなん
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