暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
アイオワ、着任
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o meet you!ワタシもこれからお世話になるから、よろしくネ?」

「アメリカからの艦娘さんは初めてですね!宜しくお願いします♪」

 アイオワと間宮はガッチリと握手を交わしている。流石は間宮さん、というべきか。社交性が高い。しかしその後ろに隠れている伊良湖の眼には、恐怖の色が映っている。流石にすぐには馴れないか……背後から伝わる気配も様々だ。恐怖、不安、猜疑心や好奇心、明らかな敵意も感じる。今すぐに馴れろ、と言うのは無茶な話だろうがこればかりは馴れてもらう他ない。これからは共に闘う《仲間》なのだから。

『さて、メニューはどうします?和食も洋食も揃ってますよ?』

 これも提督なりの拘りだった。朝に限った事ではないが、食堂のメニューはかなり豊富だ。朝も和定食に洋食セット(共に日替り)、カレーやラーメン、牛丼なんてのもある。中には朝から定食とラーメンを食べる、なんて剛の者もいるが。

『うーん……金剛は何にするの?』

『私ですか?私は普段から和定食ですけど……』

『じゃあ私も!悪いけど頼んでもらえるかしら?』

「じゃあ間宮さん、和定食を2つお願いしマース!」

「はい、和定食2つですね。ご飯とお味噌汁はセルフサービスですので、あちらでどうぞ」

 間宮に示された方に向かうと、巨大な炊飯器と寸胴鍋が待ち構えていた。傍らにはご飯の茶碗と味噌汁の茶碗がそれぞれ山積みだ。

『ここでご飯と味噌汁を自分が食べる分だけ盛って、おかずを受け取ったら席に着いて食べるの』

『なるほど、ライスとミソスープは日本人の心だものね。お代わりも自由なの?』

『えぇ、でも食べ過ぎると仕事の時に動けなくなるので程々にね?』

 そんな会話をしながらご飯と味噌汁をよそっていく。事前に聞いていた通り、大和型並の燃費らしい。金剛の1.5倍はご飯が茶碗に盛られている。

「はいお待ちどうさま〜。溢さないように気を付けてね?」

 間宮がおかずを2人分持ってきた。今日のおかずはだし巻きに昆布の煮物、納豆、茄子の芥子漬けとシンプルな感じだ。

『さぁ、座って食べましょう?』

 金剛は空いている席にアイオワを促した。
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