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提督はBarにいる。
実りある宴・2
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もあるから特別だぞ?

《良い子はマネしちゃダメ!自宅で作れる蜂蜜酒》

・蜂蜜:125g

・水:375g

・ドライイースト:2g


《使う道具》

・蓋付きの瓶(発酵用)※広口の瓶が作業しやすいのでオススメ

・マドラー

・計量カップ(あれば便利)

・量り(デジタル推奨)

 蜂蜜は他に混ぜ物がされていない、100%蜂蜜だけのものを使用。そうでないと腐敗して終わりだからな。ドライイーストも発酵すれば何でもいいから、パン用の物で構わないぞ。分量は蜂蜜が1、水が3。これが基本であり、計算上アルコール度数が10度位の蜂蜜酒が出来上がる計算だ。量を増減するときも、この目安は変えないように。

 まずは蜂蜜を量り取る。面倒であれば発酵用の瓶に直接125gを取ってもいい。次に水を別の容器に量り取り、少しずつ蜂蜜に加えながら混ぜて希釈する。最後にドライイーストを蜂蜜水に加えて軽く混ぜ、蓋を被せる位で軽くしておく。

 きっちり閉めると発酵の段階で発生する炭酸ガスで瓶が破裂する恐れがあり、逆に蓋をしないと埃が入ったり二酸化炭素に吸い寄せられた小バエが入ったりする恐れがある。

 発酵させる時は冷暗所で。放置しておくと発酵が始まり、小さな泡が立ち始める。翌日位には水面が泡だらけになり、シュワシュワと発泡する音も聞こえ始める。この泡も音も消えれば発酵は完了。後は底に溜まった沈澱物を澱引き(おりびき。瓶の中の蜂蜜酒を別の容器に移し替え、底に溜まった沈澱物を除去する作業)をしてやれば完成だ。ちなみにだが、除去したオリ(白い沈澱物)は雑菌などではなくイーストの塊だからな?捨てずにパンや新しい蜂蜜酒を仕込むのにそのまま転用できる。後は失われた甘味を足すのに蜂蜜を追加で加えたり、爽やかさをプラスする為にレモン汁を加えたり……シンプルだからこそ改良の余地は広い。

「……とまぁ、こんな感じで手軽に作れる。それに蜂蜜酒は身体にいいんだよ」

 蜂蜜に含まれる多数のビタミンやミネラルは、発酵させる事によってその効果を高める事が証明されており、滋養強壮や疲労回復の効果が高い。

「それに、結婚して1ヶ月の夫婦を蜜月なんて言うだろ?あれは蜂蜜酒が語源だという説もある」

 ヨーロッパの方では結婚して1ヶ月は毎晩蜂蜜酒を飲み、子孫繁栄の為にその滋養強壮効果に助けて貰いながら、せっせと子作りに励んだ、なんて記述も残っている。また新婚旅行のハネムーンも元を正せばハニームーンが変化した物で、環境を変えて性的興奮を高める為の旅行だった、と騙る歴史学者もいたりする。

「な、なんか下世話な話ですね……」

「まぁ、今はどうだか知らんがな。案外霧島も蜂蜜酒効果でデキたりしてな?ハッハッハ!」

 なんて、冗談で言ったの
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